シニア活用について直接リフォーム・内装の会社に聞いてみた!

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建設・不動産業界の中で、リフォームや内装は新築とはまた違った特性があります。

シニア人材の採用や活用においても、リフォーム・内装の会社には独特の状況はあるのでしょうか?

例えば、若い頃は新築を担当していた施工管理技士の方が、シニアになってリフォームの担当を希望する場合も少なくないと聞きます。

そこで、実際にシニア人材を採用し、活用されている、リフォームや内装の会社の方に、シニア人材の活用について直接ヒアリングしてみました。

リフォーム・内装会社のシニア人材の活用状況の参考や、採用や活用でどのようなことに気をつければよいかなどの参考にしてください。

入居者への配慮はシニアならでは、マンションリフォームの例

まずはシニア人材が多数活躍する、マンションやオフィスビル等の改修工事を手掛けるA社さんにお話を聞いてみました。

まず、平均年齢と最高齢は何歳になりますか?

A社担当「平均年齢は30代後半で、最高齢は70歳くらいになります。」

採用するシニアに求める能力にはどんなものがありますか?

A社担当「現場経験が豊富な建築の施工管理技士など有資格者を求めています。新築と違い、マンションのリフォームの現場は棟内に入居されている方がいるため、安全対策や騒音対策など、入居者の方への配慮が求められます。現場で活躍する全員に言葉遣いなどのマナーを徹底する必要もあり、実際の現場経験が豊富な方を求めています。こうした配慮は座学では身につかず、実際の経験でしか身につかないので。」

御社ではどのような役割をシニアの方に求めているのでしょうか?

A社担当「現場経験で身に付けたものを、現場のマニュアルに落とし込んだり、次世代に伝えていったりする役割を期待しています。ノウハウを伝承してもらうことで当社の技術向上も目指したいですが、シニアの方の人生経験も受け継いでほしいと思っています。」

資格や経験がやはり重要だと思いますが、それ以外にシニアの採用で重要視していることはありますか?

A社担当「そうですね、資格や経験をもっとも重視しますが、それ以外ですと、特に60代の方は仕事が好きという方が多いため、そうした強い感情も評価しています。シニアになると収入だけでなく、誰かに必要とされているという実感が仕事の上でも重要になると思います。」

今後もシニアの方を積極的に採用されていくのでしょうか?

A社担当「はい。今後も全国でシニア人材を多数採用していく計画でいます。もともと、施工管理技士以外にも管理人や清掃スタッフなど、シニアの方が活躍する場面は多くあり、それは今後も代わりません。」

A社の担当者さん、ありがとうございました。

最高齢77歳、正社員でも時短勤務が選べるリフォーム会社の例

中高年のビジネスウーマン

それでは次に、リフォームだけでなく新築や不動産の会社を傘下に抱えるB社さんの状況も聞いてみましょう。

B社さんでの最高齢の方は何歳でどんな仕事をされている方ですか?

B社担当「弊社の最高齢は77歳の者です。現場で施工管理を担当していて、本当に元気に現場に出ています。本人は一生働くと言っていますよ。」

77歳で現場に出ているのはすごいですね!70歳までの就業確保を目指す法律ができましたが、それ以上の年齢で活躍されていて、本当にお元気な方なんですね。ちなみに御社の定年や継続雇用の制度はどのようなものですか?

B社担当「弊社では定年を70歳としていますが、体が元気であれば、70歳の定年を超えてもさらに長く働くことができます。実質的に、この年齢で辞めなければならないという定年はないと考えてもらって構いません。」

長く働くシニア人材は、大勢いらっしゃるんでしょうか?また、そうしたシニアの方には、どんな配慮をされていらっしゃるんでしょうか?

B社担当「はい。弊社では正社員のシニアの方が大勢いらっしゃいます。そうしたシニア社員の方のそれぞれに合わせた働き方を自由に選べることが、弊社のシニア社員の方への配慮の大きな特徴になっています。勤務体系が固定ではなく、本人の希望によって変えることができ、週に3日出勤する人もいれば、若い方と変わらず週5日出勤する人もいます。1日の勤務時間も選ぶことができます。このように短い勤務日数からでも選ぶことができますが、契約社員などではなく正社員として日数や時間を選べるようにしています。

週3日の出勤でも正社員なんですね!ちなみに働きすぎないように指導することもあるのでしょうか?

B社担当「そうですね。あくまでも本人の希望を重視して、勤務日数や勤務時間を選んでもらっていますが、上長は十分な安全と健康の配慮をしています。シニア社員の健康に留意しながら、必要があれば休息や休日取得を促すなどしています。もっとも施工管理の仕事は自身が管理側の立場なので、自身で無理のないように気をつけるよう、呼びかけています。」

それでは、御社がシニア人材に期待することはなんでしょうか?

B社担当「やはり、豊富な経験に裏付けられた高いスキルを、若い世代に伝承してほしいというのが、もっとも期待することです。やはり、経験とスキルは一朝一夕に身につくものではないため、それを身につけていらっしゃるシニアの方から学べることは多いと思っています。〇〇工法といった具体的な技術だけではなく、その技術を身につける過程や心構えなど、マニュアル化が難しい体験や学び方のようなものについても伝えてほしいと思っています。」

B社さんでも、かなり年配の方が現場で活躍しており、会社としていろいろ配慮しながらも、基本的には本人のやる気を尊重していることがわかります。

工期が短くシニアに人気、リフォームを選ぶシニアの理由

中高年のビジネスマン

では最後に、住宅やマンションのリフォームや新築の工事をメインの事業としているC社の担当者さんに、リフォームや内装の施工管理を担当するシニアの方の特徴について聞いてみましょう。

どんなシニアの方がリフォームの施工管理を担当されることが多いですか?

C社担当「ずっとリフォーム一筋という方もいらっしゃいますが、特に戸建住宅の場合は、新築もリフォームもどちらも経験した結果、リフォームを選ぶ方が多いように感じます。」

マンションだと状況が違うのでしょうか?

C社担当「マンションのリフォームは、部分リフォームと大規模改修とで大きく内容がことなるため、ある程度その分野の経験が豊富な方が多くなりますね。大規模改修の経験者はマンションでもオフィスビルでもどちらも担当できる方が多いです。」

内装の経験者はまた異なるのでしょうか?

C社担当「内装、と言った場合には、マンションだと部分リフォーム、またはオフィスビルの店舗内装や、オフィスデザインなどの業務になります。戸建住宅リフォームではあまり内装工事という表現を使わないと思いますが、その場合は部分リフォームに近い表現になります。戸建てでも店舗の場合は内装工事と呼ぶことが多いです。それぞれ内容が大きく異なるため、内装工事の経験者といってもその内容は詳しく聞かなければなりません。」

若い方に比べて、シニアの方がリフォームを選ぶということはあるのでしょうか?

C社担当「そうですね、新築の場合は一般的に工期が長めになりますし、監督する工事の内容が多岐に及びます。それに比べると、リフォームの場合は部分リフォームだと特に工期が短いですし、監督する工事の内容も水回りなら水回りだけ、壁なら壁だけと工事の種類が少なくなるので、体力面や覚えることの面で、シニアの方に人気があります。逆に若い施工管理技だと、新築のほうがゼロから自分の成果として建物が建つため、やりがいを感じるということもあるようです。」

新築のみでリフォーム未経験の方がリフォームの現場に入ることもできるのでしょうか?

C社担当「戸建て住宅の場合にはそうしたケースもあります。新築でひととおり経験していれば、リフォームの場合もある程度対応できますので。ただ、マンションの場合には、他の入居者がいる中での工事と新築工事では大きく違うため、経験者でなければ難しいように思います。」

リフォームと言っても、ひとくくりにはできないようですが、新築よりも活躍しているシニアが多そうなのは、シニアにとっては朗報ですね。

まとめ

リフォーム・内装といっても、戸建てとマンション、そしてオフィスや店舗など、それぞれの内容によって細かい違いはありますが、いずれも実際にシニアが活躍している場面は多いようです。

シニアが活躍する会社では、様々なフォロー体制を提供しているところも多そうですね。

また、多くの会社ではシニアに、技術面で即戦力となってもらいたいだけでなく、これまで培ったスキルや経験を若い世代に伝えてもらいたいという希望を持っているようです。

人と接する機会が多く、経験に基づいた配慮が求められるだけに、シニアの活躍の機会が多いリフォーム・内装の仕事、これから転職を考えるシニアの方は、検討してみてはいかがでしょうか?

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