不動産業界で働くメリット・デメリットとは?
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2020/2/20更新
転職を考えていると不動産業の人員募集をよく見かけるようになるのではないでしょうか。
会社が大きく、需要も高い不動産業界は常に多くの人員を募集しており採用率も高いようですが、業界にはどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。ここではまとめてみました。
不動産業界のメリットは実力主義なところ
不動産業界で働くメリットとして大きいのは、前職までのキャリアがあまり問題にされない傾向があります。
これまで定職に就くこともなかったような人も、ベテラン社員と同じような地点からキャリアをスタートし、実力次第で出世できることがあります。
これは、不動産業界自体に転職者が多いため、転職者の経験不問とする空気が強いからです。
そのため、資格や学歴など他の業界では重要視されがちな肩書きも不動産業界では関係なく扱ってもらえるのです。
仕事のやりがいとしては、なんといってもお客さんから感謝される機会に恵まれていることでしょう。
良い家にめぐり合えるということは人間にとって大きな幸福です。
自分の人生は家で左右されるといっても過言ではありません。
そんな瞬間に立ち会って丁寧に仕事をすることで、お客さんから信頼を得て自然と数字にも反映されていきます。
単に仕事をこなすだけでなく、人のためになりたい仕事を望んでいるのであれば、お客さんの人生に深く関わっていく不動産業界はぴったりの職種だといえるでしょう。
不動産業界のデメリットは波の激しさ
では、逆に不動産業界のデメリットを挙げるとすれば業界全体に波が存在する点です。
特に日本では改善傾向が見られるとはいえ長い不景気が続いています。
不景気ではどの企業も家庭も大きな出費を抑えたがるので、土地や物件を購入する機会が少なくなっていくのです。
しかし、この傾向は不動産業界の致命傷というわけではなく、家が売れない代わりに賃貸にする人は増えるので、収入源自体は失われていないといえます。
また、繁忙期の過酷さもデメリットに挙げられるでしょう。
不動産業界の繁忙期は2月と3月であることが多いようです。
これは新生活を前に学生や新社会人が引越しを行うこと、そして4月の決算を前にして企業がお金を使おうと不動産に出費するからです。
この時期は不動産業界の社員も残業や休日出勤が増えます。
ただし、逆をいえばこの時期があるからこそ売上を伸ばし昇給や賞与につなげられるのです。
過酷な時期を乗り越えて、自分のキャリア形成に役立てられるガッツのある人材であれば、デメリットはむしろチャンスだと考えられることでしょう。
不動産業界が求めている人材とは?
メリットやデメリットを把握したうえで、それでも不動産業界に興味があるのなら、どんな心構えで仕事をするべきなのかも知っておきましょう。
不動産業界で成功する人材の特長はお客さん目線で物事を考えられることです。
自分にとって都合の良い提案をするだけの営業マンは、お客さんから信頼をされることがありません。
一時的に売上を稼げても、固定客が離れていくのでやがて頭打ちになってしまいます。
不動産業は人や企業の将来に関わる仕事なので営業マンへの審美眼は厳しく、一度失った信頼は他の業界以上に取り戻しにくいと覚悟しましょう。
逆に、お客さんのメリットを優先しつつ、より良い提案をできるようなタイプの人材にはうってつけの仕事になるはずです。
そして、とにかくやる気があることです。
楽に仕事をこなしてのんびりと生きたい人も立派なライフスタイルですが、不動産業界ではより向上心の強い人が成功を収められます。
日々成長を遂げながら、目標に向かって一心不乱に働ける人が不動産業界に向いています。正当な頑張りは正当に評価される仕事、それが不動産業界です。
このコラムを書いた人
- いえらぶコラム編集部
- 不動産業界・賃貸物件に関する広報活動を行いながら、現在はいえらぶGROUPのライターとして活動中。おもに、不動産・賃貸物件・税金・片付け・車といった暮らしに関わる記事を執筆しています。
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