目次
転職を考えている方で、転職エージェントを利用するかどうか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、転職エージェントのメリットとデメリットについて、わかりやすく解説します。
転職エージェントの利用を迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職エージェントのメリットとは?
まず、転職エージェントのメリットを5つご紹介します。
<無料で利用できる>
転職を希望している方なら、誰でも無料で転職エージェントのサポートを受けることができます。
無料で利用できる理由は、転職エージェントの報酬は、採用が決まった後に企業側から支払われるためです。
企業側も、幅広く有望な人材を探して採用したいと考えているため、このような形を取ることが一般的になっています。
<転職希望者に合った求人情報>
転職サイトや求人誌に掲載されている公開情報は、全体の約20%~30%と言われています。
残りの約70%~80%が未公開情報となっており、この情報を持っているのが転職エージェントです。
なぜ、未公開求人情報が多いのかが気になるかと思います。その理由は、以下の通りです。
・採用のための費用がかかる
人気のある企業が求人サイトなどに広告を出すと、応募が殺到します。
たとえば、「給与や勤務時間などの待遇も良い」「安定している企業」が、公開求人情報を出したとします。
当然、多くの方が「応募してみようかな」と考え、問い合わせや履歴書などの送付が殺到するでしょう。
そうなると、その対応に時間も費用も取られてしまい、企業側の通常業務がストップしてしまう状況になりかねません。
そのようなことにならないために、転職エージェントを利用し非公開情報とすることで、応募者を絞り込むのです。
未公開情報の中から転職希望者に合った情報を提供してくれるので、企業側にとっても応募者にとっても、このメリットはかなり大きいといえるでしょう。
<転職に成功しやすくなる>
採用企業側が、最初に転職希望者を判断するのは、履歴書や職務経歴書です。
転職エージェントでは、その履歴書などの書き方や面接のロールプレイングなど、就職するために必要なことをサポートしてくれます。
<ブラック企業へ転職する可能性が少なくなる>
転職エージェントは、一般の方が知らないような企業の情報を知っている場合が多いです。
求人広告に掲載されているような表の情報だけではなく、実際の情報を転職エージェントで確認することができます。
ブラック企業に入社したくないと強く考えている方にとって実際の情報を知れるのは大きなメリットです。
<給与や入社日などの条件交渉代行>
採用企業と転職希望者とでは、就業の際の条件交渉面で、転職希望者が不利になるケースが多いです。
誰にも負けないようなスキルや経験を持っていれば話は違ってきますが、そうではない場合も多いでしょう。
そのような交渉も、転職エージェントを通すことで代行してもらうことができます。
交渉が得意ではない方にとっても、転職エージェントが交渉を代行してくれるメリットはかなり大きいでしょう。
他にも転職エージェントを利用するメリットはありますが、これら5つのメリットが重要なポイントですので、ぜひ参考にしてください。
転職エージェントのデメリットとは?
転職エージェントを利用すると、メリットだけではなくデメリットもあります。次に、デメリットについて紹介します。
<転職先を誤ってしまうことがある>
転職エージェントの営業トークに乗せられてしまい、転職先を誤って選んでしまう可能性があります。
このデメリットを回避するために大事なことは、転職エージェントの言葉を鵜呑みにするのではなく、自分自身を見つめて冷静な判断をすることです。
<転職に時間がかかる>
転職エージェントと面談や相談しながら転職活動を進めていくので、どうしても転職先が決まるまでに時間がかかってしまいます。
この点をデメリットと受け取るかどうかは人それぞれですが、転職を成功させるために必要なことだとも言えるでしょう。
<転職エージェントの能力に左右される>
転職サポート能力は、転職エージェントの担当者の個人差が大きい部分です。
サポート能力の低い転職エージェントが担当になった場合、転職に失敗する恐れもあります。
このデメリットを回避するために大事なことは、転職エージェントの担当者が合わないと思った場合は、交代を申し出るようにすることです。
他にも転職エージェントのデメリットはありますが、この3つを押さえておけば転職に成功する可能性がアップします。ぜひ参考にしてください。
転職エージェント利用の流れや利用するにあたっての注意
次に、転職エージェント利用の流れや注意点について説明いたします。
転職エージェントの利用の流れは、次の通りです。
・転職エージェントを選ぶ
巷には、いろいろな転職エージェントがあります。転職エージェントの特長をしっかりと比較して、転職の目的に合ったエージェントを選ぶようにしましょう。
・転職エージェントに申し込みをする
登録する転職エージェントが決まったら、登録をします。
登録の際に、履歴書や職務経歴書などのデータ提出を求められる場合があるので、それまでに準備しておくと良いでしょう。
・転職活動開始
転職エージェントから応募できる企業の紹介が始まります。勧められた企業すべてに応募する必要はありません。転職の目的や自分自身に合っているかどうか、しっかりと見極めて応募するようにしましょう。
・転職エージェントのアドバイスを活用する
応募をしてもなかなか転職先が決まらない場合、転職エージェントにアドバイスを求めることができます。
履歴書や職務経歴書の書き方の工夫や面接時に注意すべきことなど、不安に感じることがあれば積極的に相談してみましょう。
・転職先が決まったら報告をする
転職先が決まったら、必ず転職エージェントに報告をします。
転職が決まった企業からも転職エージェントに連絡が入りますが、報告をしないままにしておくと、後々のトラブルにつながることもあり得ます。忘れないように結果報告をしましょう。
まとめ
今回は、転職エージェントのメリットとデメリットをご紹介しました。
転職エージェントの利用は、メリットも大きいですが、いくつかデメリットもあります。
しかし、きちんと対処法がありますので、必要以上に心配しなくても良いでしょう。
転職を考えている方は、ぜひ転職エージェントを利用することも視野に入れてみてください。
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このコラムを書いた人
- 大城 直樹
- 不動産キャリア18年。宅地開発・用地仕入からキャリアをスタートし、賃貸まで幅広く経験。賃貸物件の新築提案業務ではデザイナーズ物件のデザインやリノベーションに関わり、各メディアでの掲載実績を持つ。不動産会社退職後、これまで培った人脈を活かし他業種へと転職。現在に至る。 得意分野:不動産全般、デザイナーズ・リノベーション提案などの設計・建築分野
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