年齢・役職別！土木施工管理技士の年収と建設業界の今後の動向

建設現場で特に重要な役割を担う「土木施工管理技士」。

安全かつ工期を守れるよう、工事現場の管理を徹底する大切なポジションです。

そんな土木施工管理技士ですが、年齢別や役職別の年収がどのくらいなのか気になる方もいるでしょう。

そこで今回は、土木施工管理技士の年収と、建設業界の今後の動向について解説します。

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土木施工管理技士の仕事と取得しておきたい資格

土木施工管理技士を簡単に言うと、建設現場の現場監督。スムーズに作業を進められるかどうかは、土木施工管理技士の力量にかかっていると言っても過言ではありません。

また、土木施工管理技士の資格は国家資格で、2級土木と1級土木があります。

2級土木なら「主任技術者」、1級土木なら「監理技術者」となれるため、規模の大きな現場などを任されるようになり、仕事の規模や求められる責任もどんどん高まってきます。

年齢＆役職で収入は変わる？土木施工管理技士の年収

土木施工管理技士の平均年収は、約462万円です。

日本全体の平均年収が450万円ほどですので、若干上回っています。

土木施工管理技士の仕事は知識や技術、経験がモノを言う職業でもあり、それらは以下の年収推移からも見て取れます。

＜年齢別の年収推移＞

・20代…約382万円

・30代…約423万円

・40代…約492万円

・50代…約737万円

＜役職や肩書による年収推移＞

・見習い…約250～300万円

・2級土木を取得した社員…約300～400万円

・1級土木を取得した社員…400万円以上

・所長や部長などの管理職…500万円以上

年齢を重ねるごとに、平均年収が伸びていることがわかりますね。特に、50代の年収はグッと高まっている傾向にあります。

また、資格を取ったり、長く経験を積んで管理職になったりしている方は、資格がない方や見習いと比べるとかなり年収が高くなっています。

このことから、土木施工管理技士は知識や技術、経験が重要視される職業だということがわかります。

なお、企業によっては1,000万円を超える年収を得ている管理職の方もいるようなので、若いうちからたくさんの経験を積んで経験値をためておくことが年収を上げる秘訣だと言えるでしょう。

需要はまだある？建設業界の今後の動向とは？

2019年現在、建設業界はバブル期以上の最高益を更新しています。

建設業界が活況である原因は、災害の処理や事前の災害対策、東京オリンピックによる建設需要の高まりです。

もちろん、それらの作業はいつまでも続くわけではなく、2020年以降の建設業界は減益になっていくとの予測もあります。

しかし、その一方でシンクタンクの予測では、2020年以降も好景気が持続すると発表していますので今後もそれなりの需要が期待できるでしょう。

建設工事の現場に土木施工管理技士は欠かせないため、土木施工管理技士の需要も安定した伸び率を維持していくことが予測されます。

まとめ

土木施工管理技士の仕事は建築現場における施工管理で、主に安全性や品質のチェックなどを行います。

資格を取得し、知識や技術を身につけることで規模の大きな現場を任せられるようになるため、やる気があれば上に行けるチャンスが得られます。

また、土木施工管理技士の年収は全国平均よりも若干高めで、着実に技術を学び、経験を積むことで年収アップも期待できるでしょう。

加えて、建設業界は今後も好景気を持続すると予測されており、それに伴い土木施工管理技士の仕事も需要が高まることが予想されます。

建設業界への転職を検討している方、土木施工管理技士に興味がある方は、ぜひ上記を参考にしてみてください。

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