AI対人間の最前線?シニアCADオペレーターの転職事情

AI対人間の最前線?シニアCADオペレーターの転職事情

執筆者の画像シニアジョブ編集部

無料転職サポート

ご希望に合わせて求人のご紹介も

無料会員登録

あなたの転職の相棒に、不動産転職専門エージェント|無料会員登録
タグ:

【タイアップ企画】提供:株式会社シニアジョブ

昨年2019には既に、ガートナーのハイプ・サイクルにおいてAIは、幻滅期と呼ばれる関心が薄れる時期に入ったとされていました。

つまり、過剰な期待をされた新技術がなかなか本格活用されないために、関心が薄れてきた時期ということで、これを通り越すと回復期、安定期と移行し、日常的に活用されるありふれた技術となっていきます。

確かにまだ、人間を完全にコピーするSF映画のような人工知能は身近なものではありません。

しかし、既に様々なものにAIの一部は搭載され始めており、AIによって人間の仕事も大きく変化する未来が、まことしやかに囁かれています。

実は既に、一部の仕事は大幅に減少している、と言ったならば、あなたはこれを信じるでしょうか?

今回は、そんな仕事のひとつであるCADオペレーターについて、シニアの転職事情をご紹介していきましょう。

CADでできること

その昔、図面は手書きでした。

それがコンピュータの進化とともに、コンピュータによる設計の支援ができるようになり、Computer-Aided Design、またはComputer-Assisted Drawingと呼ばれるCADとなりました。

最初は2次元のみだったものが、3次元も設計できるようにと進化し、現在の様々なCADになりました。

CADが支援する業務は、設計、デザイン、製図などになります。

CADを活用する分野も幅広く、建築、土木、設備、電気、機械、半導体、服飾・ジュエリーなど、多岐に及びます。

製造業ではCADだけでなくCAMと呼ばれるCADデータを元に加工用のプログラムを行うシステムや、製造だけでなく調達、開発、流通、販売といった製造業のすべてをコンピュータで管理するCIMと呼ばれるシステムもあり、CADもそれらと連携、あるいは内包されるものとなっています。

今回は、主に建築や土木のCADについて見ていきます。

CADオペレーターが活躍していた時代

CADオペレーターが活躍していた時代

CADを扱う資格のほとんどは民間資格ですが、これら民間のCAD資格を持つ方や、実際にCADを扱う業務を担当している方をCADオペレーターと呼びます。

建築士や各種施工管理技士、あるいはエクステリアプランナーなどもCADを扱うことがある職業ですが、こうした職業がCADオペレーターと呼ばれることはありません。

基本的にはCADを使用した仕事を専門とする方がCADオペレーターです。

とはいえ、CADオペレーターの仕事はCADを扱うことだけにとどまるわけではありません。CADに限らない書類の作成を担ったり、写真などの資料を整理したり、建築や土木の事務所における事務職として、場合によっては建築士や施工管理技士の補助のような職務を担うこともあります。

実はこうした建設業界における補助的な事務職としてのCADオペレーターは、最近まである程度の需要を持っていました。専門知識と技術を持った建築士や施工管理技士といった有資格者が減り、また、人件費を抑えて業務を回す都合上、民間資格や無資格でも業務が可能なCADオペレーターはそれなりに重宝されたのです。

とある建設業界の有名派遣会社では、新卒の若者に教育を提供してCADオペレーター相当のスキルを身に付けさせてから、様々な建設会社に派遣していました。CADオペレーターの中には施工管理技士などの試験を受けて国家資格を取る方もおり、資格取得までを過ごす職という性格もありました。

特に東日本大震災後の復興工事などでは、多くのCADオペレーターが雑務や一部施工管理の補助業務を担い、人手不足の建設業界に貢献していました。

AIで図面作成が簡単に

AIで図面作成が簡単に

しかし、その状況は徐々に変化してきました。

それがAIの登場を含む、ITの進化です。

2020年現在、図面を描画できるツールは多数あります。このコラムが掲載されている「いえらぶ不動産転職」を運営する株式会社いえらぶGROUPが提供している「いえらぶ間取り図作成」もその一つ。画面上のパーツをドラッグ&ドロップするだけで、誰でも簡単にカラフルな間取り図が書けるというツールです。

これまでは、正確な図面はCADオペレーターやそれ以上の専門技術者でなければ書けませんでしたし、簡易的な間取り図であっても、デザイナーなどが携わる必要があったものが、誰でも書けるようになっています。

もちろん、間取り図一枚が簡単に書けるツールだけで、CADオペレーターの仕事がなくなるわけではありませんが、様々な図面の作成や修正が簡単になったことで、これまでは膨大な手間だったものが無くなり、CADオペレーターの仕事が減っています。

住宅の設計を行うのは建築士の仕事ですが、昔は細かい図面の作成に大きな手間がかかっていたため、製図やその修正はCADオペレーターに任せることも少なくありませんでした。しかし、ツールが進化し、簡単に図面の作成や修正が行えるようになると、わざわざ製図だけを依頼せずとも自分でできてしまいます。

このようにして、建築でも土木でも設備でも、CADだけの専門家であるCADオペレーターの仕事は減少していったのです。

また、ITやAIの進化だけでなく、図面の作成や修正のアウトソーシングも進んでいます。

規格住宅の販売が多いハウスメーカーなどでは、図面の作成や修正を行う部署を、社外や海外にアウトソーシングしている場合もあり、必ずしも国内の有資格者に仕事が発生するわけではない状態になっています。

施工管理補助や積算の業務も?

実は、減少しているのはCADオペレーターの仕事だけではありません。

施工管理の補助業務などもITやAIの進化とともに減少しています。

例えば、工事現場の写真を取り、それを整理することも、以前は重要で時間のかかる施工管理の仕事の一つでした。

アナログの時代はもちろん、デジタルになってもしばらくはカメラから書類へと写真を移すことが簡単ではなかったからです。

しかし、今ではスマホで写真を撮り、そのままその場でスマホを使い、管理ツールに写真を登録するだけで済んでしまいます。わざわざ写真のために人手を割かなくてもよいのです。

書類作成そのものや計算、人材の管理でさえも簡単になりました。

やはりスマホひとつで、その場で簡単に資材の発注や在庫管理、人材の稼働まで管理ができてしまいます。

工事の費用を見積る積算業務についても、ITやAIの進化が仕事を少なくしています。

かつては積算業務も知識と手間が必要な業務であったため、積算のスペシャリストの必要性が高く、求人もありましたが、現在では積算のスキルの高い施工管理技士を求める求人はあっても、積算のみの求人は減っています。

図面を読み込み、自動で積算するツールもあるなど、積算についても人に替わってITやAIが活躍する時代となっています。

シニアCADオペレーターの転職は厳しい!

しかし、こうした背景によって、CADオペレーターだけでなく、様々な建設系事務職の求人は少なくなっており、中でもシニア向けの求人は減っています。

残念ながら50歳以上のシニアの方で、CADオペレーターの民間資格や経験だけでの転職は非常に難しいと言えます。

もし、シニアのCADオペレーターの方で転職を考えている方は、これまでの経験の中で、他に経験したものがなかったか、自身の経歴を再確認してみましょう。

シニアの転職は通常、キャリアを横展開せず、深堀りしたほうが成功しやすいのですが、既にITやAIによって人間の仕事が少なくなり始めているCADオペレーターの仕事については、関連した仕事で多少なりとも経験のある分野へと広げていかなければ、転職自体が難しいのです。

50代で退職まで時間的な猶予のあるCADオペレーターの方は、むやみに転職を考えず、他の資格の取得や、他の経験を積むことができないかを考えてみるべきかもしれません。

まとめ

シニアのCADオペレーターの方は、まずは転職が厳しい現状を理解することから始める必要がありそうです。

CADオペレーターの業務を代替する便利なツール、例に挙げた「いえらぶ間取り図作成」などの存在もあまりご存じない方が多くいらっしゃいます。こうしたツールも実際に使ってみて、自身ができる範囲との違いなどを把握しておくことも、転職成功の鍵となります。

既に述べたように、CAD以外の業務では何を経験したのか、何ができるのか、誰でも使える図面作成ツールと自身のCADスキルにはどんな違いがあるのか、そうした経験・スキルの棚卸しをすることで、自身の強みを今一度整理してみましょう。

いえらぶ不動産転職 CADオペレーター(建築)・製図の求人情報一覧 はこちら

あなたの転職の相棒に、不動産転職専門エージェント|無料会員登録

Related article関連記事

このコラムを書いた人

執筆者の画像

シニアジョブ編集部
私達が紹介する企業様は、50代、60代の採用を行っている企業様のみご紹介しています。
その為、年齢無く、経験を評価する企業が多いのが特徴です。
シニアジョブ(外部サイト)はこちら

記事一覧へ戻る

シニア専門の施工管理求人|シニアジョブ

カテゴリ一覧

タグ一覧

人気記事ランキング

無料転職サポート

ご希望に合わせて求人のご紹介も

無料会員登録

無料サポートを活用して内定率アップ!

転職のお悩み・ご相談など、お気軽にご連絡ください!

転職アドバイザー直通ダイヤル10:00~18:00(日曜、年末年始を除く)

でいつでも気軽に
ご相談したい方はこちら
で相談する

無料転職サポート

ご希望に合わせて求人のご紹介も

無料会員登録