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今までの仕事に一区切りがつき、やっと転職できる状況になったのが30代…もう転職するには遅い、と考える方も多いのではないでしょうか。
さらに、「未経験」の業界だと不安も大きくなるでしょう。
今回は、30代で未経験業界への転職事情から不動産業についてご紹介します。
30代での転職事情:不動産業界は未経験でも大丈夫?
転職を決意したのが30代だった場合、未経験でも不動産会社は採用するのでしょうか?
結論からいうと、他の業界と比べても採用されやすいです。
なぜ、採用されやすいのかは気になるポイントですよね。
「ブラック業界だから?」と思う方も多いと思いますが、実はきちんとした理由があります。
みなさまは、不動産会社(宅建業者)が日本全国でどれくらいあるかご存知でしょうか。
その数は約124,000社(平成30年度)もあり、これはコンビニの店舗数(約57,000店)の倍以上です。
不動産業界で働いている方も、約57万人もいらっしゃいます。
これだけ多くの方が働いていますので、なかには家庭の事情などで退職する方や不動産業にあわなかった方も出てきます。
さらに、転職しやすい理由としてあげられるのが不動産業の業務内容。
不動産売買・賃貸・管理などがあり、法律や税金などが業務に絡んできます。
もちろん法律や税金に関する知識も大事ですが、ほかにも大事なことがありそれが「さまざまな経験」「住宅に関する興味」などです。
たとえば、子育ての経験があればマイホームを探しているお客さま(子育て世帯)の相談相手になれますし、自身の経験を活かしてつかいやすい間取りや設備などの提案も可能です。
そして不動産業にまったく関係のない業界の経験しかなくても、その業界で培ったスキルや経験はきっと不動産業でも活かせます。
なぜなら、不動産業が「生活に密接する仕事」だからです。衣食住の一つである「住」は、人の生活からは切り離せませんので「住宅に興味」がある方なら向いている業界といえます。
実際、他業種から不動産業へ転職している方で成功している方も多いです。
転職時の年齢も20代から40代とさまざまですので、30代からの転職でおすすめの業界ですよ。
30代で不動産業に転職!未経験でも取得すると有利な資格は?
転職時に未経験でも問題はありませんが、資格を持っていればとても有利です。
しかし、どんな資格でもいいわけではありません。ここからは取得していると有利な資格を3つ解説します。
1.宅地建物取引士
国家資格で不動産売買や賃貸取引の際、公正で円滑な流通が出来るように、誠実に業務を行うための資格です。
不動産業の営業所は5人に1人必ず配置しないといけません。
また不動産の契約を行うときに、契約前に重要事項説明が義務付けられていて、これは宅地建物取引士の有資格者しか行えません。
そのため宅地建物取引士の有資格者は、未経験であっても不動産会社に欲しい人材です。
2.マンション管理士
国家資格で、分譲マンション管理組合のコンサルタントともいわれています。
分譲マンションの管理組合に対して、運営や修繕に対してのアドバイスやコンサルティングを行うマンション管理組合運営のエキスパートです。
分譲マンションの管理組合運営代行を請け負っている会社であれば、重宝される資格です。
合格率は10%を切っていますので難易度は高めですが、それだけに取得していると未経験でも転職に有利な資格です。
3. 賃貸不動産経営管理士
国家資格ではありませんが、近い将来の国家資格化も検討されています。
賃貸管理に必要な専門的知識や技術、倫理観を備え賃貸管理が適正、公正に推移することを目的としている資格です。
合格率は50%前後ですので、とても難しいわけではありません。
賃貸管理を請け負っている不動産会社への転職には有利です。
30代での転職事情:女性におすすめの不動産業界
不動産業が女性におすすめ!といっても「え?」と思う方は多いと思います。
一般の方が、思い浮かべる不動産業は「男性社会」のイメージがまだ残っているのがその理由の一つ。
しかし、最近の不動産会社はどんどん変化しています。
前述した不動産会社の多さが変化の理由の一端を担っており、「新しい考え」「新しい技術」「競合物件・会社との差別化」をキーワードとした会社が増えてきていて、今までにない人材を求めているのです。
その柱となりうるのが、今まで不動産業界に少なかった「女性の力」だと考えられています。
そのため、女性が活躍できる可能性が高くおすすめできる業界です。
まとめ
今回は、不動産業界における30代の転職事情について紹介しました。
未経験で転職する方も多い業界であり、資格が必須でもありません。
女性の力を望んでいる業界でもありますので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
このコラムを書いた人
- 大城 直樹
- 不動産キャリア18年。宅地開発・用地仕入からキャリアをスタートし、賃貸まで幅広く経験。賃貸物件の新築提案業務ではデザイナーズ物件のデザインやリノベーションに関わり、各メディアでの掲載実績を持つ。不動産会社退職後、これまで培った人脈を活かし他業種へと転職。現在に至る。 得意分野:不動産全般、デザイナーズ・リノベーション提案などの設計・建築分野
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