転職の判断基準は?何を基準に転職を決断すべき?
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転職を考えた時、なぜ転職しようと思ったのか、なにが不満でどのようになりたいから転職するのかについて、一度立ち止まって考えてみることは大切です。
ここでは、転職するかどうかを判断するための基準や、転職時に重視するべき点、そして目的のない転職活動のリスクなどについて解説します。
転職すべきか判断するための基準
5月や6月は、働く人にとって少し疲れやすい季節です。
なぜなら、4月から始めた仕事の疲れが出てきたり、新しい仕事に行き詰まったりする時期だからです。
また、ゴールデンウイーク明けは休みグセが治らなかったり、6月は祝日なく休息の余裕がなかったりすることも疲れの一因になります。
そのような時期には、「転職」という言葉が頭をよぎることもあるでしょう。もちろん、すぐに転職をするのは賢明な判断ではありません。
転職を判断するには、次の3つの基準があります。
1.給与
まず、給与についてです。今の年収に満足しているかどうか、自分のスキル・能力にあった年収かどうかを再確認します。
また将来どれくらいの年収を希望するかによって、今後の年収アップを見越し、転職すべきかどうかを判断基準としましょう。
2.職場環境
次に、職場環境です。今の職場の上司や同僚との関係はどうでしょうか。また、仕事をしにくい職場だったり、通勤が不便だったりしないでしょうか。
ほかにも、休日出勤の頻度や有給休暇の取得のしやすさ、残業代の支払いの状況など、自分に合った環境かどうかを考えたうえで、転職すべきかどうかを判断しましょう。
3.仕事内容
今の仕事内容にやりがい感じていますか。
また、自分が成長できる会社でしょうか。
もし仕事にやりがいを感じていないなら、それはなぜかを考えてみると良いかもしれません。
そして、転職をするならばどのような仕事したいのか、新しい職に就くことで自分をどのように成長させたいのかを考える必要があります。
転職を決める判断基準は人それぞれ
転職をしようという考えに至るには、人それぞれの理由があります。
もっと給料がほしい、上司や同僚と合わない、勤務地が遠すぎる、勤務時間が思ったより長いなどさまざまです。
まずは転職しようと考えた理由を書き出してみましょう。
多くの場合先に思いついた理由が、自分の中で優先順位が高いものです。
例をあげると勤務時間や勤務内容に比べて給与が低いという理由が、一番に考えついたとしましょう。
その場合は、その条件を満たすことができるように、もっと給与がもらえるような転職先を探すと良いでしょう。
『勤務地はどこでも構わないから年収を上げたい。でも土日は休みたいから週休2日の転職先を探す』といったように、自分が望む条件が明確になり、転職先の選択が絞りやすくなります。
また、転職条件の折り合いもつけやすくなり、『自分の給料を●●万円上げたいが、この条件だと勤務先はここになる。しかし、この勤務地は避けたいから、年収を少し下げて、勤務地はここまで広げよう』などと、具体敵な案を考えることができます。
このように、自分の中で転職に求める条件の優先順位をつけ、徐々に自分の判断基準に合った転職先を絞っていきましょう。
判断基準がはっきりしないまま転職してはいけない
なんとなく転職したいと考えている人は、転職しても不満が残る可能性が高いでしょう。
また転職先の面接でも、なぜ転職をするのか、なぜこの会社を転職先に選んだのかということを聞かれることが多いため、ここでしっかりと転職動機を説明できないとなると、採用は難しいでしょう。
運よく採用となり転職できたとしても、この転職が成功したかどうかという判断もつきません。
しっかりと自分の判断基準を持つことは転職をする際に、必要なことのひとつだといえます。
転職してはいけない場合の判断基準
年収や職場環境の改善、仕事のスキルアップを目指して転職を検討する人が多いと思いますが、転職をもう一度考えなおした方がいい場合もあります。
転職を考えなおした方がいい場合の基準は以下の通りです。
<十分な貯蓄がない>
転職を決断してすぐに次の仕事が見つかれば良いですが、なかなか見つからない場合もあり得ます。
また、次の仕事が見つかったとしても、勤務開始が数カ月先になることもあります。
失業保険も、自己都合退職の場合は3ヶ月の待機期間を経ないと給付されません。
そのような場合、新しい仕事に就いて最初の給与をもらうまでの間、貯蓄から生活費を捻出することになります。
よって転職を考えるならば、少なくとも生活費3ヶ月分の蓄えがあることが判断基準の一つになります。
<転職が最善の方法かわからない>
転職をすればやりたい仕事や夢が、必ず叶うとは限りません。
転職ではなく、勉強をして資格を取得したり、独立したりすることが、自分のやりたいことや夢をかなえる近道の場合もあります。
最善の方法かどうかわからないまま転職をしても、また同じことをくり返すことになりかねません。
やりたいことや夢をかなえるために転職をしようと考えているならば、本当に転職が最善の方法であるかどうかという見極めを判断基準するとよいでしょう。
転職を成功させる判断基準を持つために
転職を成功させるためには、断断基準をお金だけにせず、転職したいと思った企業についてきちんと調べるようにしましょう。
給料や勤務時間も大事ですが、社風や会社全体の雰囲気も大事です。
しっかりと調査をせずに転職してしまうと想像した会社ではなかった、と再度転職活動を検討することになるかもしれません。
また転職を成功させるためには、転職スケジュールの管理も怠らないようにしましょう。
複数の会社を訪問する予定ならば、面接が重なったり混同したりしないように、スケジュールをしっかりと管理する必要があります。
今の会社で勤務しながらの転職活動なら、仕事のスケジュールと面接がかぶらないようにすることも重要です。
必要に応じて、有給休暇を利用するなどしましょう。
当然ですが、転職活動のために、今、働いている会社や、面接先の会社に迷惑をかけないようにすることが大切です。
まとめ
転職を考えるならば、転職の動機を定めて、転職時に重要視する判断基準をしっかりと持ちましょう。
漠然としたイメージだけで転職活動を始めると、転職先も決まりにくく、決まったとしても後悔することになってしまう可能性があります。
転職についての自分の判断基準を持ち、やりたい仕事や行きたい会社を決めて面接に挑む、といった流れを意識しスムーズに転職を成功させましょう。
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