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不動産業界に転職を考えている方の中には、未経験者の方もいらっしゃるかと思います。
不動産業界は離職率の比較的高い業界ではありますが、そのぶん未経験者に対するハードルもそれほど高くないのが特徴です。
ただし、一口に不動産業界といっても様々な職種がありますので、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
この記事では不動産業界の様々な職種や、どのような方なら未経験でも問題ないのかについて記述していきます。
未経験からの不動産業界へ!様々な職種を理解しておこう!
一般的に不動産業界となると、営業職に対するイメージがあるかもしれません。しかし、不動産業界には営業以外にも様々な職種があります。
不動産業を大きく分けると「不動産売買」「不動産賃貸」「不動産管理」の3つです。
会社によっては1つだけを行っている会社もあれば、3つ全部を業務として行っている会社もあります。
転職先として検討している会社がある方は、よく確認してから申し込みをしましょう。
また、大手企業はそれぞれ独立した会社として経営を行っている場合もありますので注意してくださいね。
まず「不動産売買」については、土地建物の売主・買主として直接売買を行う「土地建物売買」と、第三者から不動産の売買を依頼されて行う「不動産仲介」の2つに分類できます。
「不動産賃貸」はアパートなどの貸家を仲介する経営形態です。
「不動産管理」は委託を受けたアパートやマンションなどの家賃回収やクレーム対応などを業務として行います。
また、会社によっては不動産投資に関する業務も「管理・運用」としてこの職種に含まれることがあります。
このように不動産業界といっても、その職種は幅広く必要とされるスキルも異なってきますので、気になった会社があったときにどのような業務を行っているかはよく確認しておいた方がいいかもしれません。
未経験からの不動産業界へ!未経験者に求められるのはコミュニケーションスキル
前述したように不動産業界には様々な職種がありますが、基本的には資格が必要になる仕事はありません。
たしかに宅地建物取引士などはあった方がいい資格の一つですが、各営業所で5人に1人がその資格を有していれば問題ありません。
資格よりも求められる要素としては、コミュニケーションスキルです。
不動産業界はそのほとんどが対面で取引が進みます。数千万円から数億円規模の不動産売買から、数万円や数十万円の賃貸アパートの仲介などほとんどが対面での取引です。
そのため、相手にどれぐらい信用してもらえるかが大事になります。
営業職や販売職の経験がある方であれば、比較的働きやすい業種の一つと言えます。
未経験からの不動産業界へ!「賃貸物件の営業」からはじめるのも有り
不動産業界未経験の方にオススメなのが「賃貸物件の営業」です。
いきなり高額な不動産売買を行うのはやはり気おくれしますし、専門的な知識も必要になります。
そこで比較的低額の契約が多く、勉強しながら数もこなせるのが「賃貸物件の営業」です。
賃貸物件を扱うことで入居から退去までの一連の流れや、原状回復義務に関する実務を把握できます。
さらに入居者からのクレーム対応、家賃回収などの物件管理も業務として行えるので、不動産業界における基礎が身に着くのではないでしょうか。
また、空室率は年々高くなってきており、今までの貸し手(売り手)市場(売り手)から借り手(買い手)市場へと変化しています。
その流れのなかで、これから必要になってくる業務が「リノベーション提案業務」です。この業務は、不動産賃貸・売買ともに需要があります。
まだまだ浸透していない分野の業務ですので、これから不動産業界で働く方も早くから活躍できる可能性がありますよ。
まとめ
今回は、未経験での不動産業界への転職で知っていて欲しいことをご紹介しました。
法律知識などが必須の業界だと思われがちですが、最初は誰でも未経験です。
コミュニケーションスキルがある方であれば、知識は自然と身につきますのでぜひ不動産業界へチャレンジしてくださいね。
このコラムを書いた人
- 大城 直樹
- 不動産キャリア18年。宅地開発・用地仕入からキャリアをスタートし、賃貸まで幅広く経験。賃貸物件の新築提案業務ではデザイナーズ物件のデザインやリノベーションに関わり、各メディアでの掲載実績を持つ。不動産会社退職後、これまで培った人脈を活かし他業種へと転職。現在に至る。 得意分野:不動産全般、デザイナーズ・リノベーション提案などの設計・建築分野
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