目次
一言で不動産業といっても仕事内容はとても多いですが、大きくわけると「賃貸」「売買」「管理」とわけられます。
ここでは、管理専門の不動産会社はどのような仕事内容なのか、年収や向いている方についてご紹介します。
不動産管理会社の仕事内容
不動産管理の仕事を簡潔に言うと、建物・入居者を守る仕事です。
建物の維持管理や家賃の精算と、入居者が暮らしやすい環境を提供することが大切です。
管理の仕事もたくさんの仕事内容があり、
・空室管理
・入居募集
・入居者の要望応対
・家賃の回収や精算
・建物維持管理に必要な修繕や定期メンテナンス
・入居率向上のためのリフォームやリノベーション提案
・建物オーナーとの折衝
上記が、主な業務となります。
それぞれの仕事内容が密接につながっているのも特徴。
「入居者の要望応対」を怠ってしまうと、退去が増えて「空室管理」が厳しくなりますし、「定期的なメンテナンス」ができていないと「入居者の要望」が増えてきます。
前述した「建物・入居者を守る仕事」がすべてにつながり、どれか一つでも疎かにすると空室が増えてしまいオーナー・入居者の信頼を失ってしまう業務です。
そして賃貸管理業務はストック型ビジネスで、毎月の家賃収入から3%から5%を管理料としてオーナーからいただきます。
このストック型の収入は、経営の安定化につながることから近年多くの不動産会社が賃貸管理を重視しており、管理会社間での競争が高まっている状況です。
この競争が高まることにより、より良いサービスを提供するため管理会社間の切磋琢磨がはじまり、新たな人材が求められています。
不動産管理会社の年収や必要な資格は?
不動産管理会社へ転職を考えている方が、一番気になるポイントはやはり年収でしょう。
不動産管理を専門にしている会社と、不動産売買仲介を専門にしている会社を比較すると、20代から30代の不動産管理の平均年収は300~400万円、不動産売買仲介の平均年収が350~450万円と、大きな違いはありません。
※地域や大手不動産・地域密着型不動産などで年収に幅があります。
しかし、大きく異なるポイントが2つあります。
・不動産売買仲介で歩合の場合、契約数(仲介手数料額)が多い年の年収は大きく上がる
・不動産売買仲介は、年収の幅が大きく不動産管理は安定している
これは、売買仲介はフロービジネス、賃貸管理はストックビジネスでありこの違いが給料形態に反映しているからです。
つぎに、賃貸管理にはどのような資格が必要かについてご紹介します。
賃貸仲介部門がない会社では、賃貸管理担当でも「斡旋」の仕事があり、入居者を募集しなければいけません。
入居者が見つかると契約時の重要事項説明などを行うため、宅地建物取引士の資格が必要になりますので、取得しておくと業務が円滑に進みます。
また賃貸不動産経営管理士と呼ばれる資格があり、有資格者は高い知識とスキルを持った賃貸住宅管理のエキスパートと、判断されるのでこちらの資格もおすすめです。
不動産管理会社に向いている方は?求められる人材は?
では、賃貸管理はどのような方が向いているのでしょうか?
賃貸管理は、真面目でコツコツとこなす方が向いている仕事です。
不動産管理の仕事の多くは、問題にきちんと取り組めば解決を導き出せますが、それぞれの業務がつながっているためコツコツとこなす姿勢を持った方に向いています。
もう一つ賃貸管理には、前向きな方も向いています。
仕事は楽しいだけでなく、時には入居者やオーナーからクレームを受けることも。
そこできちんとお客様の意見を受け止め、前向きに考えて改善しようと努力する方も向いているからです。
まとめ
今回は、不動産管理会社の仕事内容や年収などをご紹介しました。
ストック型ビジネスの重要性が高まっている昨今、賃貸管理は多くの会社が目を向け始めており、新たな人材を求めています。
これから成長していく不動産管理の世界で、アナタの力を試してみませんか?
このコラムを書いた人
- 大城 直樹
- 不動産キャリア18年。宅地開発・用地仕入からキャリアをスタートし、賃貸まで幅広く経験。賃貸物件の新築提案業務ではデザイナーズ物件のデザインやリノベーションに関わり、各メディアでの掲載実績を持つ。不動産会社退職後、これまで培った人脈を活かし他業種へと転職。現在に至る。 得意分野:不動産全般、デザイナーズ・リノベーション提案などの設計・建築分野
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