不動産鑑定士に合格した男性

不動産鑑定士を取得して転職!合格者の平均年齢は?

執筆者の画像飯島 敏輝

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不動産鑑定士の最終合格率は約5%、毎年の最終合格者数は100名程度と狭き門です。

また、知識の習得に1,800時間~2,300時間も必要とする難易度の高い試験ですが、不動産鑑定士として働けて年収も増えれば努力した甲斐があるでしょう。

不動産鑑定士は、"不動産の鑑定評価業務"という独占業務を持った国家資格なので、合格すればやりがいを持って仕事に励めます。

ただし、一般的な転職とは基準や需要が少し異なるため、試験を受ける前にそれらについても知っておくことが大切です。

今回は、不動産鑑定士の試験内容と合格率、合格者の平均年齢に加えて、不動産鑑定士の就職先や需要についてもお話ししていきます。

不動産鑑定士に転職!3つの試験の内容とそれぞれの合格率

不動産鑑定士の合格率

不動産鑑定士になるには、

・マークシート方式の短答式試験

・記述式の論文式試験

・実務修習

この3つの試験に合格する必要があります。

短答式試験は5月、論文式試験は8月に実施されており、受験資格はなく誰でも挑戦できます。

短答式試験に合格した方のみ論文式試験を受験することができ、一度短答式試験に合格すれば2年間は短答式試験が免除になるので、すぐに論文式試験に挑戦することが可能です。

また、論文式試験に合格したら実務修習を受講できます。すべての単位を取得後、修了考査をクリアすれば不動産鑑定士として働けるのです。

短答式試験の合格率は毎年30%前後、論文式試験の合格率は15%前後、実務修習の合格率は85%前後となっています。

短答式試験と論文式試験の合格率推移

短答式:30.2%、論文式:11.3%(2014年)

短答式:30.6%、論文式:14.2%(2015年)

短答式:32.6%、論文式14.5%(2016年)

短答式:32.5%、論文式14.5%(2017年)

短答式:33.4%、論文式14.8%(2018年)

3つの試験の中でも論文式試験が1番難しいと言われており、ただ知識があれば良いということではなく、理論の組み立てや語句の言いまわしなどを考えなければなりません。

暗記が得意だとしても、基礎を固めて理解を深めるとともに、文章力や応用問題にも適応できる能力を身に付けなければ合格は難しいでしょう。

加えて、3年を経過すると短答式試験の免除が取り消されてしまうので、論文式試験には3年以内に合格する必要があります。

しっかりとした目標を立てて、計画性を持って試験勉強に取り組むことが重要と言えるでしょう。

独学であっても長い期間をかけて勉強できるなら良いですが、それが無理そうなら予備校などに通うという手もあります。

未経験の方でも問題の解き方や論文のノウハウなどを学びやすいでしょうし、誰かと切磋琢磨しながら合格を目指すほうが向いているという方もいるでしょう。

自分にあった勉強方法を選択することが合格の近道です。

不動産鑑定士に転職したい!合格者の平均年齢は?

不動産鑑定士の年齢別の合格率

国土交通省「不動産鑑定士試験 試験結果情報 」によると、2018年度不動産鑑定士の合格者の平均年齢は「短答式試験38.3歳(最年少19歳、最高齢78歳)」「論文式試験35.8歳(最年少19歳、最高齢68歳)」です。

また、年代別の短答式試験と論文式試験の合格率は以下の通りです。

短絡式試験と論文式試験の合格率(年代別)

30歳未満:短答式40.5%、論文式26.8%

30歳以上~35歳未満:短答式36.5%、論文式18.3%

35歳以上~40歳未満:短答式35.5%、論文式13.7%

40歳以上~45歳未満:短答式35.4%、論文式11.4%

45歳以上~50歳未満:短答式28.6%、論文式12.6%

50歳以上~55歳未満:短答式27.9%、論文式5.5%

55歳以上~60歳未満:短答式24.8%、論文式8.5%

60歳以上:短答式21.5%、論文式7.4%

不動産鑑定士に転職する場合も早いに越したことはないかもしれませんが、30代以降からでも十分可能性はあると言えるでしょう。

不動産鑑定士の試験に合格するのはもちろん、転職後に必要となる実務経験や英語力の有無もポイントになるので、学びの姿勢を崩さないことが大切です。

不動産鑑定士として転職!どんな仕事がある?

不動産鑑定士にどんな転職先がある!?

不動産鑑定士の需要があるのは不動産業界だけではありません。

就職先は大きく分けて不動産業界と金融業界に分かれます。

不動産業界では不動産鑑定事務所や大手不動産会社、金融業界では銀行や信託銀行の不動産評価部門、REIT(不動産投資信託)運用会社などがあげられます。

また不動産鑑定協会のホームページにも求人が載っており、実務経験なしの試験合格者から、実務経験ありの転職対象者まで幅広く募っています。

正社員ばかりでなく、補助者(パート・アルバイト)の求人もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

不動産鑑定士は公平中立な立場で対象となる不動産の価値を把握し、それを金額で表すことのできる唯一の国家資格です。

国から認められた独占業務を行うことから様々な分野で需要のある不動産鑑定士は、年齢や経験の有無にとらわれず、例え異業種からの転職でも自分の長所を活かして本気で取り組めば活躍の場が広がる可能性があります。

不動産鑑定士になるには難関試験にクリアしなくてはならないので、転職までの道のりは険しいかもしれません。

しかし、やりがいのある仕事であることは間違いないため、興味のある方はぜひ試験に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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このコラムを書いた人

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飯島 敏輝転職コラム編集長
同志社大学卒。いえらぶ不動産転職コラム編集長。 不動産会社専門のコンサルタントとしてキャリアをスタートし、賃貸・売買・管理・投資と業種を問わず、100社超を担当。 企業のソリューション提案を強みとし、 特にWEB制作による集客力改善・1人当たりの営業利益アップ型業務効率化などを提案実施してきた。 現在はその知見を活かし、不動産会社で活躍したい人向けの転職相談を行っており、年間数百名を超える転職相談を行っている。

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