不動産業界への転職に学歴は必要？持っていると有利な資格とは

世の中に、一流大学や大学院を卒業しないと就職できない会社もありますが、不動産業界の営業は“実力社会”なので、学歴は関係ないとする会社も多く見られます。

今回は、不動産営業に学歴が関係ない理由や不動産営業の仕事で持っていると有利な資格などについてご紹介します。

不動産営業に学歴は必要？

不動産業界の求人情報は「学歴不問」と掲載している会社が多く、とくに営業職を募集している不動産会社においては、学歴を重要視していない傾向にあります。

もちろん、上場企業や大きな企業といった一部の不動産会社では、「大卒以上」を応募基準にしているところもあります。

しかし、実力主義を謳う不動産営業にとって一番大切なのは、学歴ではなく「結果」です。

たとえば、契約を1件も取れない一流大学卒の営業担当と、毎月多くの契約を取る中卒の営業担当を比較したとき、不動産会社が必要とするのは後者です。

このように、不動産営業では売り上げをより多く上げる人が評価されるので、真剣に仕事に取り組み、きちんと結果を残せるのであれば最終学歴はあまり関係ないといえます。

ただし大卒のほうが知識面で優る部分も多いでしょうから、学歴による知識の差を埋めるためにも、不動産の専門知識を身につけることが大切です。

法改正などによって不動産の法律が変わることもあるため、常にアンテナを張りどんどん知識の蓄積をしましょう。

さらに、常に結果を求められる不動産営業ではプレッシャーを感じながら仕事をする機会が多いため、ちょっとのことでは動じない強い精神力が必要不可欠です。

「絶対に成功してみせる」との強い意志を持って、就職・転職に臨んでみてください。

不動産営業の仕事とは？

不動産営業の仕事は、大きく分けて以下の4つにわけられます。

・賃貸仲介

お客さまのお部屋探しのお手伝いをします。

・売買仲介

不動産を売りたい人と買いたい人の仲介を行います。

・販売営業

分譲マンションや一戸建てなどを販売します。

・法人営業

主に“企業”に対して不動産売買・賃貸の提案などを行います。

お客さまと扱う不動産によって同じ営業職でもやり方が異なります。

どの分野に興味があるのか、どんなやりがいを得たいのかなどを見極めながら、チャレンジしたい不動産営業を選ぶといいでしょう。

さらに、不動産業界の就業時間は9時～18時、休日は水曜日と他1日です。

しかし不動産会社のなかには、賃貸仲介は10時～19時を定時としている会社も少なくありませんし、投資用不動産を扱う営業だと早朝や深夜に働くこともあります。

繁忙期や、お客さまの都合によっては休日返上で働くこともあるため、会社と相談しながら納得できる着地点を見つけましょう。

不動産営業に役立つ資格

学歴がなくても、資格を持っていれば現場で十分に闘えます。

とくに、不動産売買や賃貸の仲介で必要となる国家資格「宅地建物取引士（宅建士）」は、仕事をはじめたときだけでなく、就職・転職活動においても役立つ資格です。

不動産会社では、従業員5人に対して1人以上の宅建士を置くように法律で決められているため、採用の場で優遇される可能性が高くまた採用後に資格手当が支給される可能性があります。

就職・転職を有利に進めたい、業務の幅を広げたい人は、ぜひ取得しておきたい資格といえるでしょう。

とはいえ、「国家資格だし、難しいのではないか」「取得するまでにお金と時間がかかるのではないか」などと心配する人もいるかもしれません。

たしかに簡単に取得できる資格ではないですが、「独学」「通信教育」「通学」と自身に適した勉強方法を選べるため、頑張り次第では合格も射程圏内です。

ライフスタイルや経済状況などを考慮した上で勉強方法を選び、資格取得を目指してみてください。

この他、賃貸仲介では運転免許証の有無を問われることがあるので、できるだけ免許は取っておいたほうがいいかもしれませんね。

まとめ

不動産業界のなかでも、とくに営業職は学歴をそこまで重視していません。

堅実に成果をあげる人が会社に必要とされる人材なので、熱意を持ち結果に結び付けられれば、学歴がなくても十分に評価されます。

ただし、不動産業界は専門知識が求められる業種なので、学歴の差を埋めるためにも常に学びの姿勢を崩さないことが大切です。

日頃から不動産について勉強したり、資格を取ったりしながら自身の強みを伸ばしていきましょう。

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