不動産営業の給与形態とは?歩合で稼げる会社の見分け方

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執筆者の画像大城 直樹

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不動産営業は、普通の月給制とは違う給与形態があると聞いた方も多いかと思います。

今回は不動産営業に限らず、営業職で多い給与形態3種類と歩合給で稼げる会社の見分け方をご紹介します。

固定給+歩合給が基本!不動産営業の給与

不動産営業 給与形態

一般的な営業職の給与形態は、「完全固定給」「固定給+歩合給」「完全歩合給」の3種類ですが、不動産営業の場合は「固定給+歩合給」の制度を導入している会社が多い傾向にあります。

<固定給+歩合給>

固定給の金額と歩合給の掛け率(パーセンテージ)は会社によって異なりたとえば、固定給を低く設定している会社や逆に歩合給を低く設定している会社など給与形態に違いがあります。

高い固定給で安定した生活を送りたいのか、成果に応じて金額が変わる歩合給にやりがいを見出すのかは人によって会社選びの条件は異なるでしょう。

固定給があることで、契約が決まらなくても最低限の給与は保証してもらえますが、歩合給を重視する会社(仲介メインの会社)の場合、固定給を低く設定しているケースも少なくありません。

逆に固定給を高く設定している会社は、マンション管理を行なったり自社の所有物件を賃貸として貸し出したりと、仲介業以外の収入源を確保しています。

転職先を探す際は、仲介業以外の収入源の有無は確認しておきたいポイントと言えるでしょう。

一方、歩合給はたくさんマンションを売ったり賃貸契約を結んだりと成果をあげることで加算されるため、高い成約率を誇る営業担当になれば必然的に高い給与を得られます。

歩合給の掛け率(以下、歩合率)は、売上に対して2~20%ほど。

単純計算ですが、たとえば月の売上(仲介手数料)が450万円で歩合率が2%だと歩合給は9万円、月の売上(仲介手数料)が1,000万円で歩合率が20%だと歩合給は200万円になります。

売上が低いと歩合も低く売上が高いと歩合も高くなるため、土地価格や物件価格が高く1つの契約でたくさんの売上が見込める地域やエリアでは、歩合率が高くなる傾向にあるのです。

もちろん会社によって多少の違いはありますが、目安として覚えておくといいでしょう。

<完全固定給>

月給に歩合が発生しない完全固定給では「年俸制」という制度があり、プロスポーツの世界ではよく聞きますよね。

不動産業界では、職種ではなく企業として取り入れていることが多く、不動産業界でも人事や総務、企画開発等、営業以外の職種でも募集されています。

現在、日本では外資系企業が多く取り入れていて、不動産営業との相性がいい給与形態なので、この先日系企業にもますます浸透してくる事が予想されます。

年俸制とは、前年度の成績や功績、もしくは現在の能力を評価した1年単位での給与の事です。

支給方法の多くは、労働基準法で「1カ月に1回以上の頻度で支払わなくてはいけない」」と定められているため、年俸額を12分割以上にして毎月支払う契約が多いようです。

<完全歩合給制度>

一方で完全歩合給制をとる会社もあります。

募集数は少ない傾向ですが、不動産業界では営業職に限られるでしょう。

この給与形態は「フルコミッション制」と呼ばれ、「固定給+歩合給」「完全固定給」と大きく異なる点は、企業と個人事業主等との業務委託契約等としている点です。

理由は労働基準法の観点から、雇用しつつ完全な歩合給制度をとると条件が成り立たなくなるからです。

なので、「完全歩合給」としている会社でも、雇用契約を結んだ場合には、最低賃金等の一定の支払いがあるのが実際です。

「フルコミッション制」は固定給は保障されず、売り上げがなければ支払われる額も0円です。

その分、大きく稼げる可能性があり成約がなく、自由が利く分、責任や自己負担が重く結果がすべての制度です。

不動産営業で働くなら固定給と歩合給のどちらを重視したほうがいい?

不動産営業 給与形態 歩合

どちらがいいとは一概に言えませんが、安定した生活を望むなら固定給重視、高いモチベーションと給与を望むなら歩合給重視を選ぶのもアリです。

ただし、固定給が高いからと言って"契約を取らなくてもいい"訳ではないでしょうから、そのあたりは注意しましょう。

また、成果が給与に直結する歩合給は、月の成約数によっては固定給重視の会社よりも給与が低くなるケースがあるので、よく留意した上で就職・転職する会社を探してみてください。

歩合で稼げる不動産営業になる!会社を見分けるポイント

多くの歩合給を獲得するために、たくさんのお客さまと出会い、話し、成約する必要があります。

つまり、毎月多くの新規顧客が来店する不動産会社ならある程度の歩合給を見込めます。

歩合給で稼げる会社は、以下の特徴を有していることが多いためぜひ参考にしてみてください。

・ポータルサイトに出稿が多い

ポータルサイトに出稿が多い会社は、毎月一定の新規顧客を獲得している可能性が高いと言えます。

調べる方法としては、不動産会社のホームページにポータルサイトのバナーがあるかをチェックしたり、ポータルサイト内検索で不動産会社の物件掲載数を見たりといった方法が有効です。

なお、1社にしか出稿していないが物件掲載数が1,000件とのケースもあるため、サイトに貼られているバナーの数だけで判断しないようにしましょう。

・業務拡大の記載がある、スタッフ紹介が少ない

業務拡大を宣伝している会社や、スタッフ紹介が少ない会社は人手が足りない傾向にあります。

業績は順調ですが人材確保が間に合っていないため、新人でも多くのお客さまを担当するチャンスがあり歩合で稼ぎたい方におすすめです。

不動産営業

まとめ

不動産営業の給与形態は固定給+歩合給が多く採用されています。

ですが、会社によって金額などに差があるため就職・転職活動時にしっかりと確認しておくことが大切です。

また、歩合給で稼げる会社を探す際はご紹介したポイントを見ながら会社情報をチェックしましょう。

不動産営業への就職・転職を検討している方は、ぜひ上記を参考にしてみてくださいね。

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このコラムを書いた人

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大城 直樹
不動産キャリア18年。宅地開発・用地仕入からキャリアをスタートし、賃貸まで幅広く経験。賃貸物件の新築提案業務ではデザイナーズ物件のデザインやリノベーションに関わり、各メディアでの掲載実績を持つ。不動産会社退職後、これまで培った人脈を活かし他業種へと転職。現在に至る。 得意分野:不動産全般、デザイナーズ・リノベーション提案などの設計・建築分野

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