施設を管理!不動産ファシリティマネジャーの仕事内容や年収は?
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不動産業界には、さまざまな業種がありますが、「ファシリティマネジャー」という仕事名を耳にしたことのある方は少ないのではないでしょうか。
「ファシリティマネジャー」とは、どのような仕事内容で、また、年収はどの程度なのか気になる人も多いと思います。
今回は、不動産業界におけるファシリティマネジャーの仕事内容や年収、必要な資格、仕事のやりがいなどについて、詳しく解説していきます。
不動産ファシリティマネジャーとは?どのような仕事?
「ファシリティ(facility)」とは、設備や施設という意味の単語です。
「マネジャー(Manager)」は管理する人を意味するので、「ファシリティマネジャー」とは、施設や設備を管理する人、という意味になります。
つまり、不動産業界におけるファシリティマネジメントとは、ビルなどの施設や設備といった建物のハード面を総合的に管理、運用する仕事や業務を指し、略称として「FM」や「FM業」などと呼ばれることがあります。
不動産会社の中でも、自社物件としてテナントビルやマンションなどの不動産を保有していることがよくありますが、これらの不動産物件の設備面を管理したり運用したりする人、または管理能力があると認められた人をファシリティマネジャーと位置付けていることが多いです。
施設や設備にメンテナンスや改修にファシリティマネジャーが携わることもありますが、仕事はそれだけにとどまらず、ハード面の管理全体をコーディネートし、不動産の資産価値を上げることが本来の仕事とされています。
そのため、単に設備や建物の知識だけでなく、不動産市場や不動産活用のトレンドなどについても精通している必要があるのです。
ファシリティマネジャーの転職先は?
企業が所有する不動産をいかに管理し、運用していくことで利益を出すかといった戦力のことを「CRE(Corporate Real Estate)戦略」といいます。
ファシリティマネジメントは、ビルに入っているテナントの誘致や契約などの対応をするプロパティマネジメント(Property Management:PM)と並んで、CRE戦略の要として欠かせない業務とされています。
そのため、ファシリティマネジャーとしての就職や転職転職先は、自社で不動産の賃貸業と展開している会社や、不動産管理会社などが多いですが、近年では大学や病院といった大規模な施設を保有している機関も転職先の候補としてあげられることが多いです。
ファシリティマネジャーの仕事における大切なポイントは、ビルなどの不動産が産み出す収益を増やすために、建物というハード面を改善したり保全したりしていくことにあります。
不動産所有者の資産である建物を最大限活用できるようにしていくことが、ファシリティマネジャーの仕事の目的なので、就業先の不動産活用の目的や方針に沿った管理計画を提供することが求められます。
不動産ファシリティマネジャーの年収は?必要な資格はある?
不動産ファシリティマネジャーの平均年収は、年齢や経験にもよりますが、600~700万円ほどで、他の業種よりも高めの水準です。
それだけに、設備や管理についての専門知識やスキルが必要であり、さらに、不動産を所有している企業に対する責任も大きいといえるでしょう。
不動産ファシリティマネジャーとして仕事をするために必要な資格は特にありませんが、「認定ファシリティマネジャー」という民間団体が認定する資格があるので、ファシリティマネジャーを目指しているならば取得を検討してもよいかもしれません。
ファシリティマネジャーとしての専門資格を得ることで、知識だけでなく、ファシリティマネジャーとしての地位を得やすくなるでしょう。
認定ファシリティマネジャーの資格試験は、年齢や学歴などの受験制限はとくにありません。
例年の合格率は約40%程度と決して低くはありませんが、、試験の出題範囲が大変広く、さらに論述式の問題もあります。
試験を突破するためには、150~200時間程度の勉強時間が必要だといわれていることからも、試験準備の大変さがうかがえるでしょう。
試験に合格するためには、しっかりと勉強をしておくことが大切です。
不動産ファシリティマネジャーの仕事のやりがいは?
一般的な年収よりも、不動産ファシリティマネジャーの年収は高めですが、、実際に、仕事をしていく上でのやりがいは、どのようなものがあるのでしょうか。
企業の施設や設備を管理、運営していく際には、大規模で高額な費用がかかるため、綿密な計画を十分な結果の予測を立てる必要があります。
そのような計画の管理や責任を、不動産ファシリティマネジャーは負わなければなりせん。
何十億といった価値のある不動産の運用次第では、利益に大きな影響を与えることになるので、企業の経営にとってとても大切なミッションだといえるでしょう。
よって、建物や施設における知識やスキルだけでなく、社会経済や経営戦略、不動産のトレンドなどについての知識も必要であるため、誰もが簡単にできる仕事ではありません。
しかし、その分、大きなプロジェクトを完遂した時には、大きな達成感が得られるやりがいのある仕事だといえるでしょう。
まとめ
不動産のファシリティマネジャーとは、企業が所有している建物や施設などの不動産資産のハード面を管理したり運営したりすることで、有効活用し、利益を上げることを目的とした仕事です。
不動産ファシリティマネジャーの年収の平均は、600~700万円と高めですが、その分、不動産や設備に関する知識や経験、スキルが必要であり、企業からの期待と責任を背負っています。
しかし、その分、仕事の達成感ややりがいは大きく、今後も不動産の運用や活用が盛んになるにつれ、需要が高まる業務であるため、不動産業界での資産運用で自分の力を試したい人や興味のある人はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
また、建築や施工関連の知識も活かせるため、建築業界からの転職もおすすめです。
ファシリティマネジャーになるの必要な資格はありませんが、認定ファシリティマネジャーの資格を取得すれば、業務に携わる際に役立つでしょう。
受験資格がなく、しっかりと勉強をすれば決して手が届かない資格ではありませんので、転職前に資格取得を目指してみてもよいでしょう。
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