建設業界に転職したい！求められる人材とは？

2020/2/7更新

建設業界の仕事は幅広く、企画から現場工事まで、また住宅から公共インフラまで、携わる内容は多様です。

建設業界にはどのような仕事があり、どのような人材が求められているのでしょうか。転職活動にあたって知っておきたいポイントをご紹介します。

建設業界には具体的にどんな仕事がある？

建設業界と一口に言っても、携わる仕事は幅広くあります。

一般的な建設会社では、大きく分けると「設計・施工」「営業」「経営企画や人事など他の業種と共通する部署」という3種類があります。

設計では、構造設計、設備設計、意匠設計などの分野に分かれており、戸建住宅やマンション、商業施設やビル、さらには公共施設や道路、橋などのインフラまで幅広く設計に携わります。

また施工では、工事現場でのスケジュール管理や安全管理、品質管理などを遂行していきます。

このように幅広い現場に携わる建設業ですが、実際は建築一式工事、土木一式工事、専門工事（左官工事、とび・大工、鉄筋工事、塗装工事、電気工事など）と、携わる仕事内容が細かく分かれています。

建設一式工事や土木一式工事では企画や統括が中心になり、専門工事では鉄筋を組み立てたり外装を施したりと、具体的な建築工程に携わることになります。

また営業では建設工事を受注するために、営業活動を行ったり入札に参加したりします。

そして経営企画や人事、総務などは企業活動が円滑に進むよう、社内外での調整や企業戦略の検討などを行っていきます。

求められる人材とは

建設業界の仕事のやりがいと言えば、自身の努力が形として残り、先の将来まで多くの人の役に立つことです。

戸建住宅やマンションであれば、人生や生活を支える場所作りに携わることになり、道路や橋などのインフラであれば、広く社会に貢献することができます。

このようなやりがいが得られる仕事ですが、生活や生命を守る建物を任されるからこそ、責任感や時間・作業などの正確さが求められます。

また多くのスタッフと連携する仕事であるため、周囲への気配りやコミュニケーション能力も大切になります。

さらに現場での仕事であれば、朝早かったり夜遅かったり、あるいは重い物を担いだり高い所へ登ったりと、さまざまな時間帯や場面で身体を使うことになります。

そのため、現場での業務は体力に自信がある人におすすめです。

常に最新の技術を学び、企画や現場で反映していく積極性も、キャリアアップのためには重要になります。

このような資質があり、かつ人のために役立ちたいという強い思いがあれば、建設業界はまさに適した仕事だといえるでしょう。

資格があればキャリアアップに有利

建設業界でキャリアアップしたり、転職活動を成功させたりするためには、業務に関連する資格を取得しておくことがおすすめです。

建設業界には国家資格が多くあり、資格によっては学歴や経験問わず取得できるものもあります。

代表的な国家資格としては、建築士や土木施工管理技士、建築施工管理技士、電気工事施工管理技士、電気工事士、造園施工管理技士、測量士・測量士補、技術士・技術士補などが挙げられます。

キャリアアップや年収アップのために有利な資格として人気を得ているのが、建築士や土木施工管理技士、建築施工管理技士などの資格です。

さらに民間資格として、CAD利用技術者やコンクリート診断士などの資格もあります。

限られた時間や資金の中で、転職に有利になるような資格を取得するためには、多くの資格を持っていることよりも、自身の経歴や携わりたい業務に応じてピンポイントで資格取得を進めていくことが重要です。

資格によっては、取得支援のためのセンターやスクールが用意されているため、不安があれば相談してみるのもおすすめですよ。

適性や経験、希望に応じて転職先を検討し、それに適した資格を取得していくことで、納得いく転職につながるでしょう。