外観を巧みにデザイン！エクステリアデザイナーの仕事と役立つ資格4選

小さい頃に、大きくなったらかっこいい家、または可愛い家に住みたいと夢見た人もいるでしょう。

その夢を叶える一端を担う職業が「エクステリアデザイナー」です。

なかなか馴染みがない言葉だと思いますが、エクステリアデザインはインテリアデザインの対、建物の外壁や庭、門やフェンスなどの外側全体を設計する人を指します。

今回は、エクステリアデザイナーの概要や仕事内容、エクステリアデザインに役立つ資格などをご紹介します。

エクステリアデザイナーの概要と仕事内容

エクステリアに関する職業として、「エクステリアデザイナー」があります。

エクステリアデザイナーとは、建物周りの塀や門など、外観に関わる部分をデザインする専門家のことです。

具体的には、塀や門、玄関までのアプローチ、カーポートやフェンスなど、建物の外周にまつわるデザインを手掛けていきます。

顧客のニーズに合わせて、建物の周辺の外観をゼロからデザインしていくため、イメージから具体的な形をつくり出すデザイン力が求められます。

また技術的な側面だけでなく、顧客からニーズを聞き出すために高いコミュニケーション能力も必要となるでしょう。

同じエリアに関する職業として、エクステリアプランナーがあります。

エクステリアプランナーは、エクステリアの設計や工事管理を行い、住みやすい住環境や美しい外観をプランニングする専門家です。

エクステリアプランナーになるには、景観との調和をとりながら、同時に住む人の快適で豊かな住・生活環境の向上を実現する技術や知識が必要です。

エクステリアデザイナーが働く業界となり方

エクステリアデザイナーになるには、難しい資格が必要なイメージがありますが、特に国家資格を所有していなくても業務にあたることができます。

新卒の場合、高校や大学の建築・土木・造園学科や、専門学校などで基礎的な知識や技能を身に付け、住宅メーカーやエクステリアメーカー、設計事務所に就職する流れが一般的です。

中途採用の場合、エクステリアプランナーや造園施工管理技士などの業務経験があり、造園や建築に関する知識を身に付けていると転職できる可能性があります。

しかし、業界未経験だとエクステリアデザイナーになるには難しい場合が多いようです。

気になる年収ですが、企業に属している場合の平均は400～500万円ほどですが、独立してフリーランスになると年収は上がりやすくなると言われています。

エクステリアデザインに役立つ資格＆スキル4選

エクステリアデザイナーに必須の資格はありませんが、転職での中途採用の場合は、下記のような資格やスキルがあると顧客の信用も得やすく、重宝される可能性が高いです。

・エクステリアプランナー

民間の資格で、1級・2級とありますが、1級は建築士などの建築・土木関係の資格を有している人しか受験できません。

・造園施工管理技士

・造園技能士

国家資格であり、一般家庭の庭づくりや維持管理のみでなく、大規模な公共工事にも携わることができます。

・カラーコーディネーター

的確な色彩感覚を持ちつつ、トレンドや顧客の希望を汲み取り、デザインに活かします。デザインという特殊な仕事内容のため、資格だけでなくスキルも必要です。

・アイデア、創造性

建物の外壁などだけでなく、差し込む光などを利用しての空間デザインを希望する顧客もいるため、ひらめきを生むアイデアや創造性があると良いでしょう。

・建築、造園、土木などの専門知識

庭の素材選定や、花や植物の知識も必要になるでしょう。

・CADの操作能力やデザインセンス

CADでの図面作成をする企業がほとんどです。

・コミュニケーション能力

顧客のニーズのヒアリングや、現場職人とのスムーズなやり取りのため、欠かせません。

まとめ

エクステリアデザイナーと聞くと、かなり難しそうな印象ですが、「普段から図面を見るのが好き」「ガーデニングが好き」「絵を描くことが好き」など、小さなきっかけで挑戦できる仕事です。

自分の「好き」の延長線上が仕事になると幸せですよね。

求人も出ていますので、気になる方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。