知っておくべき不動産業界でのステップアッププラン
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就職や転職を検討する場合、給与や労働条件などたくさんのことを考えなければなりません。
その時、ついつい忘れがちになってしまうのが、自分の将来像のイメージを考えることです。
最初にもらえる給料の額や勤務時間などを確認することは間違いなく最重要事項です。
でも、その業界で10年後、20年後に自分がどのようにステップアップしていくかを知ることも同じぐらい大切です。
自分自身で、多くの資格を取ってステップアップを目指していく事ことも不動産業界なら可能です。
不動産業界に進んだ場合に開けるかもしれない未来について知っておきましょう。
不動産業界でのステップアップ まずは仲介のプロフェッショナルを目指そう
一口に不動産業界と言っても会社により中心となる業務は異なります。
自社で土地を買って、一戸建てやマンションなどを建てて売却・賃貸している会社もあれば、不動産の管理会社として有名なところもあります。
あるいは、大手の金融機関や建設会社との共同事業で大がかりな街の再開発などを手掛けている会社もあります。
一口に不動産業といっても、営業だけでも売買や賃貸の仲介業務や、不動産の管理といった業務もあります。
しかし、不動産業と聞いて、誰もが真っ先に思い浮かべるのは、やはり不動産仲介の仕事ではないでしょうか。
不動産仲介は、主に売り主・貸し主との間で代理・媒介契約を結んで買い主・借り主を探す仕事です。
仲介業では、売買や賃貸契約を行う双方の間で希望条件を調整する交渉力を身に着けることが必要とされます。
また新築物件の売買なら、建築確認や開発許可といった不動産業に関連する法手続きを学べます。
さらには、住宅ローンや火災保険などについての実務にも自然と詳しくなります。
仲介業を通して、不動産のプロに必要な知識と能力を磨くことが不動産業界における最初のステップと考えられています。
そして、不動産のプロとして認定されるのに一番有効なのが資格取得です。
不動産業務には、たくさんの業務に即した資格があります。
その中でも、特にメジャーで仲介の仕事を行う際に必ず持っておきたい資格が宅地建物取引士(宅建)です。
国家資格であり、この資格を持っていない人は、仲介業務における重要事項の説明ができません。
仲介を行う場合、契約に至る前に不動産に関する重要な事項を説明し、売買ならば買い主、賃貸ならば借り主の同意を得なければなりません。
重要事項の説明意を行える人は宅建の資格を有しているものしか行えないとなっています。
あわせて、宅建業を行う事務所には、5人に1人は宅地建物取引士を、配置させないといけません。
このように、宅建の資格は仲介業務を行う上で、なくてはならない資格の一つです。
宅地建物取引士ではなくとも仲介業務を行うことはできますが、お客様側としても資格を持った不動産のプロにお願いしたいというのが心情です。
他にも、分譲マンションの業務を主に行っている不動産会社であれば、分譲マンションのコンサルティングといった役目を担えるマンション管理士のような資格も狙えます。
賃貸マンションの管理業務に特化した資格では賃貸経営管理士といった資格も役立ちます。
なにも不動産に関する資格にこだわらずとも、司法書士や、行政書士といった資格は、宅建との相乗効果でより、希少価値のある人材として重宝されます。
この点からも不動産のプロとして認められるために、宅建や他の資格取得するのは、ステップアップのためには、必須の課題といえます。
不動産業界のステップアップ 起業を目指すのはOK!
不動産業界の特徴の1つとして、若くして独立起業する人の割合が他の業界より高い傾向にあります。
他の業界では、新しく会社を興そうとした場合、生産設備などに高額の費用がかかる場合があります。
それに対して、不動産仲介業の中心は人脈と情報であり、その気になれば、小さなオフィスと電話だけで始められます。
不動産業を行う場合、あまり大きな設備投資費用はかかりません。
特に、売買や賃貸の仲介といった営業をメインで行う場合、管理業務と違い、事務作業の量も多くありませんので、かかる経費はあまり多くありません。
そのため、あまり資金を持っていない若い人でも始めやすくなっている部分があります。
しかし、独立と成功は別の問題です。
十分な経験を積まず、充分な計画なしで独立をすると、当然成功率は低くなってしまいます。
とくに、仲介業として営業する場合、お客様を見つける方法は大きく分けて3つあります。
1.店頭にくる来店客
2.ネットの情報で問い合わせをしてくるお客様
3.人脈を使って紹介されたお客様
とこの3種類に分類されます。
店頭に来店客が来るような場所にお店を構えるとすると、初期の投資費用が大きくなり、小さなオフィスだけで始めようとした場合には、非常に難しいといえます。
またインターネットの情報も、掲載に至るまでの物件数や情報を独立当初では持ちえません。
となると重要なのは人脈を生かすということになります。
しかし、経験があまりなければ十分な人脈を築くこともできず、失敗の可能性が高くなってしまいます。
不動産業界は、不動産会社同士での取引といったことも多く、不動産会社同士で付き合いがあり、そこから人脈が広がっていくことも珍しくありません。
社内で実績を上げることで、社外においても自然と人脈が広がっている場合もよくあります。
最終的に独立起業を目指すとしても、まずは社内で実績を挙げ、必要な人脈を築くことが大切となります。
不動産業界のキャリアアップ 自分の適性を見極めよう
誰でも一度は独立起業を夢見ることがあると思います。
その夢を実現するために不動産業界を志望する人もいます。
しかし、独立だけが不動産業界におけるステップアップではありません。
広大な用地を買収してテーマパークを作ることに関係する仕事や、再開発事業などは、規模の大きな会社でなければ困難です。
開発関係の業務を行う会社をデベロッパーといいます。
この仕事に関しては、独立してすぐにできるという業務ではなく、豊富な資金力と資本に裏打ちされていなければいけません。
実際、その気になれば十分に独立できる経験と能力を持ちながら、そういう仕事に魅力を感じて企業で働き続けているという人も少なくありません。
そういったチームワークで大きな成果を挙げていく仕事からは、独立起業とは別の意味での達成感や満足感があります。
もちろん独立した場合でも、自分の努力で会社を大きくしてそういった仕事に携わることもできます。
また、いわゆる「町の不動産屋さん」と呼ばれる地域密着型の会社の中で、その地域の不動産のプロとして、キャリアアップを目指すという人もいます。
このように不動産の世界には、実務経験を積んで実力を磨いた後には、たくさんの次のステップが存在しています。
まとめ
不動産業と一概に言ってもその人が目指す方向によって可能性は大きく拡がります。
会社の中で、街の再開発や、大きな分譲プロジェクトに携わることもできるし、独立して、どんどん会社を大きくすることを夢見ることもできます。
また、自分が不動産のオーナーとなって、会社の資産を増やすこともできます。
不動産業は、単なる業務だけではなく、自分の可能性を大きく拡げることができる職種だともいえます。
自分の適性を見極めながら一歩一歩着実に進んでいきましょう。
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