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私は、数年前にまったく違う業種から、不動産業の事務へ転職しました。
それまで、不動産の事務と聞くと、電話の取次ぎや来客のお茶出しなどをイメージしていたのですが、面接で予想外の質問もあり、少し焦った部分もありました。
そこで今回は、自身の体験談も踏まえ、履歴書の書き方や面接での対策をご紹介します。
不動産事務の志望動機の書き方
不動産業には大きく分けて、賃貸・売買のジャンルに分かれ、また、賃貸でも、管理会社・仲介業者に分かれます。
私が転職したのはハウスメーカーの賃貸部門で、ジャンルとしては管理会社となります。
たまたま住んでいる賃貸住宅が、転職先の会社が管理している物件だったため、
志望動機はこのように書きました。
「入居の際の、ご担当者様の電話対応に非常に感銘を受け、ずっと印象に残っておりました。顧客満足度を第一に考えておられる御社で働きたいと思ったのが、第一の動機です」
自分の会社のことをよく言われて、悪い気持ちになる人はいないと思います。
自身の体験談があれば一番良いとは思いますが、もしなければ、「友人・知人が物件自体や担当者が良かったと言っていた」「ネットでの口コミで評判が良かった」など、何かしらのエピソードを取り入れると良いかもしれません。
不動産会社の面接で質問されやすいことと自己PRの方法
・「なぜ不動産業界なのか」
やはり、必ず聞かれるのは、この質問です。
様々な職種の事務が募集を掛けている中、なぜここでなければならないのかは、明確に答える必要があります。
・「不動産業界の中でも、なぜうちなのか」
「なぜ不動産業界なのか」の後に聞かれるのは、この質問です。
漠然と、不動産業界の魅力や将来性を「なぜ不動産業界なのか」の志望動機にすると、「なぜうちなのか」の回答がぼんやりしてしまう可能性があります。
先ほどの志望動機にもあげましたが、自己PRとして、自分なりのエピソードを持っていると答えやすいし強いです。
・「あなたが弊社に入社して、弊社はどんなメリットがありますか」
私が実際に聞かれた質問です。
この質問は想定していなかったので、少し焦ってしまいましたが、下記のように答えました。
「前職で得た気配りとコミュニケーション能力を活かして、お客様だけでなく、社内・社外の皆様など、多くの方の助けになりたい」
前職がどんな職種であっても、また学校を卒業して初めて働く方でも、サークルやアルバイトなど、人と接する機会が無かった方はいないと思います。
やはり事務は、お客様と接する第一の窓口です。
電話でもメールでも、事務の対応=会社のイメージとなることが多いため、気配りやコミュニケーション能力をアピールするのは有効です。
欲しいと思わせる事務スキル
・パソコンスキル
パソコンを使っての作業がほとんどのため、入力や基本的なExcel・Wordの使い方はマスターした方が良いでしょう。
・正しい敬語やビジネスマナー
事務スキルとは少し違うかもしれませんが、先ほどあげた事務の対応=会社のイメージとなることが多いので、少なくともお客様を不快にさせない言葉遣いや、ビジネスマナーは身に付けた方が良いでしょう。
・不動産に関する資格 (持っていない場合は、勉強する姿勢)
これを持っていると非常に強いです。
私が転職した会社では、宅地建物取引主任者や、賃貸不動産経営管理士の資格が必須です。
入社時に取得していなくても、入社後の取得が求められます。
簡単な資格ではないので、かなりの勉強が必要ですが、「今、資格取得に向けて勉強中です」など、積極的な姿勢を面接でアピールすると良いでしょう。
まとめ
自分のエピソードを持つ&積極的な姿勢をアピールすることは、志望動機であろうが面接であろうが、自己PRの手段としてはとても有効です。
後悔しないために、ぜひ対策を練って、臨んでみてくださいね。
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業界未経験者が不動産業の事務に転職して感じたメリット・デメリット
このコラムを書いた人
- 長谷川 七海
- 駒沢大学卒。不動産会社勤務のかたわら、ライターとして活動。 もともとは別の仕事をしていたが、数年前に不動産業界へ転職し、不動産事務としてのキャリアをスタート。自身の経験を活かし、不動産業界や建築業界を目指す女性に役立つ情報を発信している。
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