人事担当必見!人材が定着するための社風とは?
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2020/2/22更新
せっかく中途採用をしても入社後間もなく退職されては、経費と時間が無駄になってしまいます。
離職率が高い企業では、社内の知識やノウハウが継承されず業務効率も上がりません。
ここでは、不動産業界において人材が定着するための対策についてご説明します。
人事必見!離職率が高い組織で起こること
社員が定着しない組織では、常に新しい人材を採用しなければなりません。
業務について一から教えなければいけないので、教育に時間もかかるでしょう。
次の社員を採用するまでの間は、既存の社員がその業務を担当しなければいけないため、一次的に業務量が増えて長時間労働を強いられることになります。
このような環境では、職場の雰囲気が良くなかったり、辞めた社員や会社への不満や愚痴が多いなど、ネガティブな雰囲気になってしまう場合もあります。
さらには、担当者が頻繁に変わると顧客からの信用も崩れかねません。
例えばマンションの購入などは大きなお金が関わるため、担当者の手厚いフォローや信頼関係が販売に大きく寄与します。
担当者が突然退職すると引き継ぎもできないため、情報が社内で共有されずに顧客からの信用を失うことにもつながるかもしれません。
人事必見!社員が定着しない理由は何か
不動産業界は「歩合制で仕事がハード」というイメージを持っている人もいるかもしれません。
それでもその企業を志望する限りは、「頑張ってたくさん稼ぎたい」という意欲があるはずです。
では、入社後の離職率が高い場合にはどのような理由があるのでしょうか。大きく分けて3つの理由が考えられます。
<研修や教育面に問題がある場合>
まず研修などの教育がなく放置されるケースです。
現場で先輩のやり方を見て仕事を覚えるには限界があります。
よほど意欲が高く自分の将来のビジョンがはっきりしている人でなければ続きません。
<待遇面、仕事内容に問題がある場合>
次に考えられる理由は、待遇や仕事内容に不満があるという理由です。
ノルマが厳しすぎる、残業が多すぎるなどです。
頑張っても正当に評価されなければ、長期間に渡ってこの企業で働こうとは思えないでしょう。
<人間関係、社風に問題がある場合>
最後に人間関係や社風による理由です。
パワハラ、いじめなどが横行している、上司とそりが合わない、体育会すぎる社風が合わないなどが考えられます。
人事必見!社風を改善して働きやすい職場に
このような採用のミスマッチを防ぎ人材を定着させるには、人事制度改革と社風の改善が求められます。
例えば新人には成果だけではなくプロセスも評価するような仕組みを作る、社員教育に力を入れるなど、社員のやる気を上げるように制度を改善しましょう。
その上で、人事相談窓口を設置する、入社後の定期的な面談を実施するなどして、社内の人間関係や仕事の進め方で困っていることがないかを確認し、新入社員のフォローアップをします。
成功事例の共有をする、社員同士の懇親会を開くなど、社内のコミュニケーションを促進し、風通しのいいオープンな社風を築くことが重要です。
不動産業界では、個人プレー型の営業スタイルが主流の企業も多くありますが、職場に良きライバルを作り、切磋琢磨できる環境である方が、社員の成長につながるのではないでしょうか。
人事必見!管理職の意識改革が必要
人材が定着する社風を作るためには、経営陣の意識が大切です。
人事制度だけ変えても、社員が変化に対応できなかったり、変わる意欲がないといつまでたっても社風は変わりません。
そのため、マネジメント研修などを通して管理職の意識改革をし、新しい制度への理解を深めて実践することが求められます。
また、採用時の選考プロセスを見直すこともひとつの手です。
面接時には前職の転職理由を納得できるまで聞くなどして、あらかじめ「すぐ辞めそうな人を排除する」ことも必要でしょう。
このように、人材が定着する組織づくりには、働きやすい職場環境の整備とそれに伴う人事制度改革が求められます。
このコラムを書いた人
- いえらぶコラム編集部
- 不動産業界・賃貸物件に関する広報活動を行いながら、現在はいえらぶGROUPのライターとして活動中。おもに、不動産・賃貸物件・税金・片付け・車といった暮らしに関わる記事を執筆しています。
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