不動産会社(宅建業者)にお勤めの方や、これから不動産会社へ転職や就職を考えている方の中に宅地建物取引士(以下、宅建士)の資格取得を目指している方もいらっしゃるかと思います。
今回は給与UP、転職にも有利な宅建士合格への近道「宅建5問免除(宅建登録講習)」をご紹介します。
宅建の5問免除(宅建登録講習)の申し込み方法と期間は?
まず、気になる宅建の5問免除(宅建登録講習)を簡単に説明すると…
通信講座と講義(スクーリング)を受講した後に、修了試験に合格すると宅建試験から5問除外され、その除外分は正解したものとみなされることです。
その申し込み方法は…
・5問免除(宅建登録講習)が受講できるスクールを探す
・宅建業従業者証明書の写しを用意する
・通信講座と講義(スクーリング)の日程を決める
・クレジットカード等で受講料の支払いを完了させる
上記の流れで申し込みが完了すると10日程度で教材が発送されます。
そのあと、希望の日程で10時間のスクーリングを受講し最終日に修了試験があります。
出題範囲は通信講座やスクーリングで勉強した内容です。
出題形式は4肢択一式20問で、試験時間は60分、合格条件は7割以上の正解。
なお、修了試験の受験は1回のみとなり追試や再試験は一切ありません。
無事に修了試験に合格すると修了証が3枚発行されます。
この講習を修了すると、修了試験に合格した日から3年以内に行われる宅建試験で該当する5問分が免除になります。
宅建の5問免除(宅建登録講習)の対象者は?
では誰でも受けられるのかと思いますよね。
宅建5問免除(宅建登録講習)は受講条件があります。
一つは宅地建物取引業(主に不動産会社)に従事(勤務)していることです。
もう一つは、受講申込書や宅建従業者証明書(有効なもの)を所持していること。
なお、記載事項に漏れや不備などがあれば無効になるので注意が必要です。
宅建の5問免除(宅建登録講習)の合格基準と出題範囲
5問免除(宅建登録講習)の修了試験は、各スクールに作成や採用が任されているため内容は違います。
しかし、ほとんどの機関が4択マークシート方式なので問題数は20問程度。
出題範囲に関しては以下の通りです。
・宅建業法やその他の関係法令に関する科目
・宅地建物の取引に時の紛争防止などに関する科目
・土地の形・地積・地目の種別や建物形質・構造・種別に関する科目
・宅地建物の需給に関する科目
・宅地建物の調査に関する科目
・宅地建物の取引に係る税務に関する科目
合格するのは簡単なことではありませんがメリットも大きいですよ。
宅建の5問免除(宅建登録講習)を受けるメリット
ほとんどの方は、費用と時間をつかうメリットが気になりますよね。
一番のメリットは3年以内の宅建試験で5問免除。
しかも、宅建試験内でも正解率の低い部分である「税・その他」が免除されます。
この「税・その他」は、出題範囲も広く絞り込みが難しいのでかなり有利になりますよ。
まとめ
今回は、宅建の5問免除(宅建登録講習)の流れやメリットをご紹介しました。
すでに不動産会社に勤めている方は、資格手当による給与UP、今から転職・就職を考えている方は採用の確立が上がるなど様々なメリットがあります。
資格を持っていると様々な面で有利になるので、この機会に宅建資格取得も視野に入れてくださいね。
このコラムを書いた人
- 大城 直樹
- 不動産キャリア18年。宅地開発・用地仕入からキャリアをスタートし、賃貸まで幅広く経験。賃貸物件の新築提案業務ではデザイナーズ物件のデザインやリノベーションに関わり、各メディアでの掲載実績を持つ。不動産会社退職後、これまで培った人脈を活かし他業種へと転職。現在に至る。 得意分野:不動産全般、デザイナーズ・リノベーション提案などの設計・建築分野
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