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住宅営業は、「契約をとるのが大変」「残業やノルマがきつい」などのマイナスイメージが多いかもしれません。
しかし、契約やノルマに関しては他業種の営業も同じです。
ではなぜ「住宅営業」が特別きついと感じるのでしょうか。
今回は、住宅営業がきついと思われている理由と仕事内容・魅力をご紹介します。
住宅営業に転職はきつい?収入は?
「契約をとるのが大変」「残業やノルマがきつい」のは他業種でも同じだと先ほどお伝えしましたが、なぜ住宅営業(不動産業)が特別きついと思われているのか。
それは、取引金額の大きさと年間契約数が原因だと思われます。
住宅営業の世界では、年間5~6契約とれれば一人前で年間10契約を超えるのがトップクラスの営業担当です。
※地域や会社規模によって年間契約数は変動します。
たしかに金額が大きい取引をまとめるのは大変ですが、逆に考えると一つの契約にしっかりと取り組めるのが住宅営業。
年間で100件近く契約する他業種の営業と比べてどっちがきついのかは、個々人の資質によるものが大きいと思います。
そして住宅営業へ転職する際に、気になるポイントは収入面ですよね。
営業の仕事は成約すると報酬がもらえる歩合制度があります。
そのなかでも住宅営業の年収は、大手のハウスメーカーで800万円くらい、中堅のハウスメーカーで600万円くらいになり、平均金額でみると高額だと言えます。
頑張って結果を出すと1,000万円以上稼げる方もいますし、逆にノルマ達成ができない方は400万円くらいまで下がる方もいます。
なぜなら住宅営業は、学歴や経歴など関係なく「実力世界」だからです。
実際に、大学卒ではない営業担当者が3年間で5,000万以上稼いでいる例もありますし、女性の営業担当者で1,000万以上の年収をもらっている方もいます。
住宅営業への転職を考えている方は、実力次第で評価される仕事であることを認識しましょう。
住宅営業への転職希望者が気になるポイント:仕事内容は?
住宅営業の場合、お客さまのほとんどがマイホームを購入するためのお客さまです。
そのためチラシや雑誌、ネットやテレビCMなどをつかい広告を行います。
そして、問い合わせ(反響)に対応してモデルハウスなどを案内・商談・契約する流れと、モデルハウスに待機して来場したお客さまの対応からはじまる流れの二つがメイン。
契約といっても簡単にいかず、まずはお客さまとよく話をしてヒヤリングを行います。
予算や希望プランに沿う提案をし、いかに興味をもってもらうかが重要です。
お客さまは、ほかの住宅メーカーや不動産会社にも問い合わせをしていることが多いため、他の会社に負けないような提案をすることも大切な仕事です。
そして無事に契約をして引き渡したあとのアフターケアがとても重要。
契約が終わったら連絡もしてこなくなる営業担当としっかりとアフターケアしてくれる営業担当で、どちらが選ばれるのかはすぐにわかるはずです。
そして、なぜ契約が終わったお客さまに選ばれるのが大事なのかを疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。
その理由は今後の成約数に大きく関わってくるからで、トップクラスの営業担当が必ずといっていいほど行っているのがこの「アフターケア」だからです。
新規のお客さまを紹介していただけるのか、一から探さなければならないのかは大きな違いで、「この差」がトップ営業なのかそうでないのかに関わってきますよ。
住宅営業への転職希望者が気になるポイント:仕事の魅力は?
住宅営業の魅力は多くありますが、その中からいくつかご紹介すると…
・世界に1つだけの家に携わる
マイホームは一生に一度あるかないかの大きな買い物です。
そのマイホームの建築に携われること自体がとても素晴らしいことで大変なことも多いですが、それ以上にマイホームが完成したときに、お客さまから「ありがとう」と言っていただける瞬間は何度経験しても嬉しいですよ。
・頑張れば報酬につながる
会社によって異なりますが、契約を1件取れば歩合給が支給されるので魅力的です。
頑張って契約を増やせば自分の年収も増えていきますのでやりがいになります。
住宅営業への転職希望者が気になるポイント:どのようなタイプが向いている?
住宅営業に向いている方の特徴を説明します。
・人と接することが好き
お客さまの中には、「営業担当者が親身になって対応してくれたから契約した」方もいます。
そのため、お客さまのために一生懸命プランを考えたり予算を組んだりできる方が向いています。
・プレッシャーに耐えられる精神面の強さ
住宅営業は実力の世界なのでいい時期とわるい時期があります。
この仕事に向いている方は、そのプレッシャーに負けないような精神的な強さを持っている方です。
・勉強熱心な姿勢がある
お客さまの質問に答えられないようではプロの住宅営業担当とは言えませんし、お客さまにプロとして信用されることもないでしょう。
そのため、不動産の知識だけではなく住宅ローンや税金などの幅広い知識が大切です。
・失敗しても落ち込まない
毎回契約がとれるほど甘い世界ではありません。
この仕事に向いている方は失敗したときに落ち込まず、問題点改善に向かって進める方です。
まとめ
住宅営業の仕事は大変ですが魅力のある仕事です。
誰がやっても必ず成功する世界とはいえませんが、学歴など関係なく特別な才能も必要ありません。
転職を検討されている方は、ぜひ住宅営業を視野に入れてくださいね。
このコラムを書いた人
- 大城 直樹
- 不動産キャリア18年。宅地開発・用地仕入からキャリアをスタートし、賃貸まで幅広く経験。賃貸物件の新築提案業務ではデザイナーズ物件のデザインやリノベーションに関わり、各メディアでの掲載実績を持つ。不動産会社退職後、これまで培った人脈を活かし他業種へと転職。現在に至る。 得意分野:不動産全般、デザイナーズ・リノベーション提案などの設計・建築分野
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