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未経験でも独立開業できる?不動産業の始め方と注意点

執筆者の画像飯島 敏輝

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不動産業界に興味がある方のなかには、「未経験だけど不動産会社を開業したい」という方もいるかもしれません。

通常、不動産会社で経験を積んでから独立開業するものですが、まったくの未経験であっても不動産会社を開業することは可能です。

しかし、独立開業はそう簡単にできるものではなく、未経験からの開業となるとクリアしなくてはならない大きな壁があるのです。

そこで今回は、未経験者が不動産会社を開業する際のポイントと注意点をお話していきます。

未経験でも不動産会社を開業できる!独立開業の始め方とは?

未経験者のイメージ

未経験者が不動産会社を開業するためには、以下のポイントを押さえることが大切です。

・店舗のコンセプトを決める

不動産業と言っても、賃貸仲介、売買仲介、賃貸物件の管理、不動産コンサル、ゼネコンなど業種はさまざまです。

どんな仕事をしていきたいのかを考えながら、店舗のコンセプトを決めましょう。

・個人運営か法人化かを選ぶ

不動産会社を個人で運営するのか、法人化するのかを選びます。

各々で設立の手続きなどが異なり、例えば法人化は手続きが煩雑化しやすいので税理士に依頼する必要も出てくるでしょう。

不動産会社を開業する場合は法人化するケースがほとんどですが、運営形態によって事業の始め方や自身の動き方が変わってくるので、よく調べた上で検討してください。

・事務所を設置する

不動産会社の事務所は、できるだけ人が多いところにあるほうが望ましいと言われています。

例えば、ターミナル駅や人気の路線が乗り入れる駅は人の行き来が多いですし、学生が多く賃貸マンション・アパートが多いエリアの駅周辺も、多くの来客が期待できるのでおすすめです。

しかし、不動産業を行うための物件探しは意外と苦労するもの。

競合他社が管理する物件だとスムーズに借りられない可能性がある他、人の出入りを嫌う大家さんから断られるケースもゼロではありません。

一人で探すには限界があるので、コンサルタントに相談するなどして自身の要件を満たす物件を探しましょう。

・開業資金と営業保証金を準備する

不動産業を行う場合、店舗を開く際の資金とは別に営業保証金が必要となります。

営業保証金は1,000万円ほどなので、いろいろ合わせると開業には2,000万円弱ほど必要になることも…。

とはいえ、「全日本不動産協会」や「全国宅地建物取引業協会連合会」のように、特定の協会に属することで営業保証金の支払いが免除になるケースもあります。

金銭的な負担を軽減するためにも、これらの情報は事前に調べておきましょう。

未経験から不動産業へ参入!独立開業における2つの注意点

STOP

未経験者が不動産会社を開業する場合、以下のポイントに留意することが大切です。

・宅地建物取引士の資格が必要

不動産業を営む際、従業員5人に対して1人の割合で宅地建物取引士(宅建士)の資格を持った人を置かなくてはなりません。

自身が資格を持っていれば問題ありませんが、そもそも不動産業が未経験だと資格を所持していないケースのほうが圧倒的に多いでしょう。

そうなると別で宅建士の資格を持った人を雇わなくてはならないため、求人を出したり、伝手をあたったりと、早くから準備しておく必要があります。

・銀行からの融資が受けられない

独立開業の資金を銀行からの融資でまかなう方は多いですが、未経験の場合は融資を受けることが難しいでしょう。

というのも、未経験者は実績がないので、いくら事業計画書を完璧に作成しても銀行からすると現実味がない数字にしか思えません。

銀行からの融資が期待できないとなると、自己資金でまかなうしかないため、まずはお金を溜めることが先決です。

なお、不動産の独立開業にかかる資金の平均は400万円と言われており、法人設立費用(法人化)、宅建協会への入会金、宅建都道府県庁申請料などは絶対に必要になります。

いざ独立開業に向けて準備したのに融資が受けられず計画がとん挫…、ということにならないためにも、費用に関して細かく調べておきましょう。

戦略を考える!ネット集客

インターネット集客

不動産ポータルサイトからの集客は、いまや当たり前の時代になっています。

そのため、事業計画書に書く集客方法にネット集客をあげたところで差別化要因にはならず、PRどころか融資審査で好感触を得ることも難しいでしょう。

ただでさえ"未経験者"というネック要因があるので、事業計画書は差別化を図ることが大切です。

・ポータルサイトだけでなくSNSやブログの活用

・前職で培った人脈のリストアップ

・店舗の特徴を打ち出す(飲食店専門の不動産会社など)

といったように、ネット集客にプラスして戦略を構築できれば、事業計画書の精度や説得力は増すでしょう。

特に、売買仲介を軸とした不動産会社を行いたいなら物件の情報収集力は欠かせないため、それらについてもしっかりと考えておくことが大切です。

まとめ

未経験でも不動産会社を開業することは可能ですが、知識や資格、資金の工面など乗り越えなくてはならない壁がいくつもあるため、実現するとなると時間もお金がかかります。

また、不動産業界は人脈も必要となる世界なので、一度現場を経験し、学びを得てからでも遅くはないでしょう。

開業までに時間を設けられる方、独立開業を急いでいない方は、不動産業界への転職を検討してみても良いかもしれません。

知識と資格、人脈を十分に身につけてから独立開業を目指せば、より自身が想定する将来像に近づけるでしょう。

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このコラムを書いた人

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飯島 敏輝転職コラム編集長
同志社大学卒。いえらぶ不動産転職コラム編集長。 不動産会社専門のコンサルタントとしてキャリアをスタートし、賃貸・売買・管理・投資と業種を問わず、100社超を担当。 企業のソリューション提案を強みとし、 特にWEB制作による集客力改善・1人当たりの営業利益アップ型業務効率化などを提案実施してきた。 現在はその知見を活かし、不動産会社で活躍したい人向けの転職相談を行っており、年間数百名を超える転職相談を行っている。

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