失敗しない!不動産業界の転職!

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執筆者の画像大城 直樹

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転職に失敗した人が、理由のトップに挙げるのは‘’下調べが不十分だった‘’との点です。

たとえば海外旅行に行く場合、ガイドブックなどを買って行き先の国について下調べをします。そうしなければ、観光も食事も楽しめないからです。

転職も同じでそれまでとはまったく違う世界に移るのですから、徹底的な下調べが不可欠となります。

もちろん、不動産業界も例外ではありませんので転職で失敗しないためにリアルな業界事情を学んでおきましょう。

チームワークよりも個人プレイ?不動産の歩合給が高い理由

不動産営業 個人プレイ チームプレイ

社風や業務内容などによって違いはありますが、不動産の営業担当は独立心が強く個人プレイが得意な人も多く見られます。

これは、不動産の仕事がお客さまと営業担当者の形で進む場合が多いからです。

もちろん、テレビや車など一般の商品のセールスを行う場合もお客さまと担当者との人間関係は重要です。

しかし、あつかう商品や契約内容はおおむね決まっていますので、途中で別の者が担当を引き継ぐのは不可能ではなくチームプレイができます。

それに対して不動産の取引は、個々のお客さまに担当者だけが把握している細かい注文やこだわりがあり、途中で別の者が引き継ぐのは困難です。

実際、売買の途中で担当者が変わってしまったため、それまでの注文内容の一部が後任者に伝わっておらず契約が取りやめになる場合もあります。

しかし不動産の世界においても、上司への報告・連絡・相談の重要性は他の業界と同じです。

ただ、他の業界以上に個々の営業担当の力量に仕事の成否が左右される部分が大きくなる傾向にあるのは確か。

一般的な不動産会社において、固定給よりも契約数に応じた歩合給の割合が高く設定されていることが多いのもそのためです。

そこにやりがいを感じられるかどうかが、転職の成否を分ける最初の大きなポイントとなるでしょう。

実は女性中心の仕事?不動産業界についてのよくある勘違い

「不動産は男性社会」と勘違いしている人は少なくありません。

確かに、法人テナント(企業の事務所や店舗の賃貸)や用地買収などの業務を、中心としている会社に今でもそういう傾向のところはあります。

しかし、2015年の帝国データバンクの第3回全国女性社長分析によれば、全業種の中で女性社長の割合がもっとも高い業界は不動産業界で16.24%となっています。

夫婦が家を買ったり借りたりする場合、物件選びにおいては女性の意見が中心となる場合が少なくありません。

つまり、一般住宅をあつかう不動産の営業担当は女性の目線に立った物件選びができる能力が重要と言えます。

実際、トップクラスの業績を挙げている男性営業担当の中に、女性向けのインテリア雑誌などを定期購読して常に最新の流行を学んでいる人もいます。

あらかじめ自分が志望する会社の中心業務とメインとなる客層を確認し、必要な準備をしておくことが大切です。

学ぶ姿勢が不可欠!不動産業界に求められる人物像

不動産業 勉強 大事

不動産業務は民法、借地借家法、区分所有法、宅地建物取引業法、都市計画法、建築基準法など数多くの法律が係わってきます。

不動産の仕事をするためにそれらに精通する必要があります。

そのためのもっともいい方法は、宅地建物取引士と呼ばれる資格の勉強をすることです。

宅地建物取引士は、不動産会社(宅建業者)従業員の5人に1人以上の在籍が義務付けられている資格です。

この資格保有者でなければ物件の重要事項説明ができないため、不動産業では必須の資格です。

取得しておけば転職でも有利となりますので、一石二鳥になります。

しかし資格取得は、就職後でも可能ですし仮に合格できたとしても不動産に関する法律は頻繁に改正されますので、その後も常に勉強を続ける必要があります。

つまり、毎年同じことを繰り返せばいいとの考えでは不動産の仕事は務まりません。

常に学び成長を続けていく姿勢こそが不動産の世界ではもっとも重要であり、転職を成功させる上で重要な要素と言えます。

まとめ

今回は、不動産業界への転職で失敗しないためのポイントをご紹介しました。

不動産営業の世界は、個々の力量に左右されますが実力社会であり、そこに男性女性など性別も学歴も関係ありません。

自分自身の力を試してみたいと思われている方は、不動産業界への転職も視野に入れてくださいね。

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このコラムを書いた人

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大城 直樹
不動産キャリア18年。宅地開発・用地仕入からキャリアをスタートし、賃貸まで幅広く経験。賃貸物件の新築提案業務ではデザイナーズ物件のデザインやリノベーションに関わり、各メディアでの掲載実績を持つ。不動産会社退職後、これまで培った人脈を活かし他業種へと転職。現在に至る。 得意分野:不動産全般、デザイナーズ・リノベーション提案などの設計・建築分野

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